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東府中駅の京王リトナード東府中

京王クラウン街（けいおうクラウンがい）は、京王電鉄によって駅の高架下などを有効利用するために開発された駅ナカの専門店街。

また各駅の利用者層に応じて、テーマ性を高めた京王リトナード（retnade）、フレンテ（frente）という業態で営業しているものもあり、中には駅ビルと呼べる規模のものもある。これらに入居するテナントには、京王グループ各社の経営する店舗が多い。

本項では、京王クラウン街、京王リトナード、フレンテのほか、エキチカと呼ばれる商業施設のある駅についても取り上げる。

各店の出店テナントなど詳細は、公式サイト「京王エキチカドッとこむ」を参照。

京王クラウン街

京王クラウン街がある橋本駅

クラウン街の名称は、京王の「王」の字から「王冠（crown）」にちなむ。京王百貨店、京王プラザホテルなど、京王グループ各社には王冠モチーフのシンボルマークを用いる企業が他にもある。

2015年現在、笹塚駅、橋本駅、聖蹟桜ヶ丘駅（京王聖蹟桜ヶ丘ショッピングセンターA館・B館1階の間）の3駅にある。

京王永山駅・高尾駅・高井戸駅の京王リトナード、京王多摩センターSCは、京王クラウン街から改称したものである。リニューアルの際に改称する店舗も多く、京王クラウン街の名称を持つ店舗は減りつつある。

若葉台駅南口。右側にリトナードがある。

リトナード（retnade）とは、スペイン語で「若い芽」を意味する「retoño」とフランス語で散歩道を意味する「Promenade」を組み合わせた造語。

2015年現在、京王線では八幡山駅・つつじヶ丘駅・東府中駅・北野駅、京王相模原線では稲城駅・若葉台駅・京王永山駅、京王高尾線の高尾駅、京王井の頭線の永福町駅・高井戸駅の10駅にある。

フレンテ明大前（明大前駅）

フレンテ（frente）は、スペイン語で「前」「第一線」「正面」「最善の」を意味する。

2015年現在、笹塚駅・明大前駅・仙川駅・南大沢駅の4駅および、新宿三丁目駅前の「京王フレンテ新宿三丁目」がある（笹塚駅にはクラウン街とフレンテの両方がある）。

新館には日本初となる肉料理のフードテーマパーク「東京ミートレア」が出店。

当初より京王地下駐車場が受託管理していたが、2010年10月25日に「京王モールアネックス」として新装開店。

ビル改築工事を経て、2014年4月23日に「キラリナ京王吉祥寺」として新装開店。

久我山駅

「京王エキチカドッとこむ」サイトでは、京王クラウン街とリトナード・フレンテ以外に、京王線・井の頭線の13駅にある専門店街、多摩動物公園駅の「ギフトショップたまどう」などが「エキチカ商業施設」と案内されている。

また京王沿線外の店舗として、京王電鉄が商業棟部分を管理する東中野駅東口のユニゾンモール東中野、三鷹駅北口の武蔵野タワーズモールも「エキチカ商業施設」に含められ、京王ストアの高級食品スーパー「キッチンコート」が出店している。