奈良県立御所実業高等学校
奈良県立御所実業高等学校 | |
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国公私立の別 | 公立学校 |
設置者 | 奈良県 |
学区 | 全県一学区 |
併合学校 | 奈良県立御所工業高等学校 奈良県立御所東高等学校 |
校訓 | 至誠・創造・堅忍 |
設立年月日 | 2007年(平成19年)4月1日 |
共学・別学 | 男女共学 |
課程 | 全日制課程 |
単位制・学年制 | 学年制 |
設置学科 | 環境緑地科 機械工学科 都市工学科 薬品科学科 電気工学科 |
学期 | 3学期制 |
高校コード | 29155C |
所在地 | 〒639-2247 |
奈良県御所市玉手300番地 (旧・奈良県立御所工業高等学校) | |
外部リンク | 公式サイト |
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奈良県立御所実業高等学校(ならけんりつ ごせじつぎょうこうとうがっこう、英語表記:Nara Prefectural Gose Industrial High School)は、奈良県御所市に所在する公立実業高等学校。
2007年(平成19年)4月に奈良県立御所工業高等学校と奈良県立御所東高等学校の2校が統合の上、新設された。校地・校舎は旧・御所工業高校のものを継承している。
農業と工業に関する学科を有している。また御所市は薬の製造・販売を地場産業としているため、全国的にも珍しく製薬系の学科を有している。
目次
1 概要
1.1 歴史
1.2 設置課程・学科
2 沿革
3 部活動
4 著名な出身者
5 交通
6 脚注
7 関連項目
8 外部リンク
概要
歴史
- 1952年(昭和27年)4月から1958年(昭和33年)3月:(旧)御所実業高校
- 2007年(平成19年)4月から現在:(新設)御所実業高校
奈良県の県立高等学校の再編により、2007年(平成19年)に御所市内の高校2校(御所工業と御所東)が統合され新設された。「奈良県立御所実業高等学校」という名称の学校は過去に存在しており、1958年(昭和33年)に御所実業高校が御所工業高校と、御所農業高校(御所東高校の前身)の2校に分離したため、約50年ぶりに再統合された形となる。2012年(平成24年)に創立5周年を迎えた。
設置課程・学科
全日制課程 5学科
農業に関する学科(1学科)
- 環境緑地科
工業に関する学科(4学科)
- 機械工学科
- 都市工学科
- 薬品科学科 - 薬学系の学科があるのは、当校と富山県の高校だけ(全国で4校のみ)。そのため全国から出願出来る[1]。
- 電気工学科
- 校訓
- 「至誠・創造・堅忍」
- 校章
桜の花弁5枚と五芒星を組み合わせた(「5」は新設の5学科を象徴)ものを背景にして、中央に校名の「実高」(縦書き)を置いている。
- 校歌
- 作詞は前川佐美雄、作曲は牧野英三による。歌詞は2番まであり、両番に校名の「御所実業高校」が登場する。
沿革
- 前史
- 1896年(明治29年)5月23日 - 「奈良県短期染色講習所」が県内10ヶ所において巡回開催される。
1898年(明治31年)5月7日 - 「南葛城郡実業補習学校」が設置される。農科と工科を設置。
1899年(明治32年)10月1日 - 工科が「奈良県染色講習所」として分離し、農科は「南葛城郡実業補習学校」として存続。
1900年(明治33年)4月 - 「奈良県染織講習所」・「南葛城郡農学校」
1901年(明治34年)
- 4月 - 「奈良県工業学校」・「南葛城郡立南葛城郡農学校」
- 5月 - 「奈良県立工業学校」・「南葛城郡立南葛城農学校」
1923年(大正12年)4月 - 「奈良県立工業学校」・「奈良県立南葛城農学校」
1924年(大正13年)4月 - 「奈良県立御所工業学校」・「奈良県立南葛城農学校」
1948年(昭和23年)
- 4月1日 - 学制改革(六・三・三制の実施)が行われる。
新制高等学校「奈良県立御所工業高等学校」・「奈良県立御所農業高等学校」が発足。
9月1日 - 高校三原則に基づく公立高等学校の統合・再編が行われる。
- 県立高校3校(御所(女子校)・御所工業・御所農業)が統合され、総合制の「奈良県立御所高等学校」が発足。
- 通常制普通課程・工業課程(染織科・工業化学科・機械科)・農業課程(農科・農業土木科)が設置される。
- 県立高校3校(御所(女子校)・御所工業・御所農業)が統合され、総合制の「奈良県立御所高等学校」が発足。
- 4月1日 - 学制改革(六・三・三制の実施)が行われる。
1952年(昭和27年)4月1日 - 総合制が解消され、工業課程と農業課程が分離し、「奈良県立御所実業高等学校」(初代)として独立。
1953年(昭和28年)
- 3月 - 第25回選抜高等学校野球大会(春のセンバツ甲子園)に出場。
- 8月 - 第35回全国高等学校野球選手権大会(夏の甲子園大会)に出場。
1958年(昭和33年)
- 3月 - 第30回選抜高等学校野球大会に出場。
- 4月1日 - 「奈良県立御所工業高等学校」と「御所市立御所農業高等学校」の2校に分離。
1961年(昭和36年)1月1日 - 「奈良県立御所工業高等学校」・「奈良県立御所農業高等学校」
1971年(昭和46年)4月1日 - 「奈良県立御所工業高等学校」・「奈良県立御所東高等学校」
- 正史
- 2007年(平成19年)4月1日 - 御所工業高校と御所東高校の統合により、「奈良県立御所実業高等学校」(現校名)が新設される。
- 御所工業高校・御所東高校は募集を停止。ただし、経過措置として在校生(2006年(平成18年)4月入学生)が卒業するまで存続。
- 校舎・校地は御所工業高校と共用(併設)し、「奈良県立御所工業高等学校・奈良県立御所実業高等学校」となる。
- 機械科は「機械工学科」、電気科は「電気工学科」、土木科は「都市工学科」、薬学科は「薬品科学科」、園芸科は「環境緑地科」として継承される。
2008年(平成20年)1月 - 第88回全国高等学校ラグビーフットボール大会で「御所工業・実業」として出場し、準優勝となる。- 2009年(平成21年)3月31日 - 御所工業高校と御所東高校が閉校。校舎・校地等が御所実業高等学校に移管される。
部活動
- ラグビー部は下記の大会でいずれも準優勝になっている。
- 2008年度の第9回全国高校選抜ラグビー大会(奈良県立御所工業・実業高等学校として出場)
平成20年の第88回全国高等学校ラグビーフットボール大会(奈良県御所工業・実業高等学校として出場)
平成24年の第92回全国高等学校ラグビーフットボール大会[2]
平成26年の第94回全国高等学校ラグビーフットボール大会[3]
- 奈良県代表 少年男子(15人制)優勝(御所実業単独チーム)
国民体育大会ラグビーフットボール競技(第71回大会 2016年、岩手)- 国民体育大会ラグビーフットボール競技(第73回大会 2018年、福井)
著名な出身者
梶伊織 - ラグビー選手(パナソニック ワイルドナイツ所属)
竹田宜純 - ラグビー選手(トヨタ自動車ヴェルブリッツ所属)
竹田祐将 - ラグビー選手(トヨタ自動車ヴェルブリッツ所属)
廣野翔太 - ラグビー選手(豊田自動織機シャトルズ所属)
山田裕介 - ラグビー選手(豊田自動織機シャトルズ所属)
竹井勇二 - ラグビー選手
和田源太 - ラグビー選手
竹山晃暉 - ラグビー選手
木村敏靖 - プロ野球選手(東北楽天ゴールデンイーグルス)
交通
JR西日本 和歌山線 「玉手駅」 - 御所工業(当時)生徒の通学利便のために新設された駅。
脚注
^ http://www.nps.ed.jp/gihs/d/d.html
^ 御所実、準優勝 - 第92回全国高校ラグビー大会 決勝
^ 御所実 意地の1トライも…WTB竹山「同じ高校生なのか」
関連項目
- 奈良県高等学校一覧
- 日本の農業に関する学科設置高等学校一覧
- 日本の工業高等学校一覧
外部リンク
- 奈良県立御所実業高等学校