ノース人
ノース人(スウェーデン語: Nordmän)は、北欧全体に広がった古代スカンディナヴィアの人々(主にノルウェー人)で、ヴァイキングにも含まれる。スヴェーア人(主にスウェーデン人)とは呼び名で区別されることもあるが、人種的にその境界線はないといっていい。
ノース人という名称の由来は「北方からやってきた人々」で、彼らはフィンランドをはじめ、西はカナダやグリーンランド、東はウクライナやエストニアにまで進出し、各地でノース人の国を作った。特にスコットランドに渡ったノース人はケルト系民族と混合して、独自の氏族社会をつくった。フランスのノルマンディーは、ここに、フランス国王より土地を与えられたヴァイキングの呼称、ノルマン人に由来する。
ノース人は北ゲルマン語に属する古ノルド語を使っていた。古ノルド語は、のちにデンマーク語やアイスランド語、ノルウェー語、スウェーデン語へ分岐する。
関連項目
- ヴァイキング
- ノルマン人
ヴァリャーグ(ヴァラング人、Varangians)- ノルウェー人
- スウェーデン人
- アイスランド人
- デンマーク人
- デーン人
- フェロー人
- スコットランドの氏族