明治学院大学
明治学院大学 | |
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本館 | |
大学設置 | 1949年 |
創立 | 1863年 |
学校種別 | 私立 |
設置者 | 学校法人明治学院 |
本部所在地 | 東京都港区白金台1-2-37 北緯35度38分15秒 東経139度43分52.5秒 / 北緯35.63750度 東経139.731250度 / 35.63750; 139.731250座標: 北緯35度38分15秒 東経139度43分52.5秒 / 北緯35.63750度 東経139.731250度 / 35.63750; 139.731250 |
キャンパス | 白金(東京都港区) 横浜(横浜市戸塚区、地図) |
学部 | 文学部 社会学部 経済学部 法学部 国際学部 心理学部 |
研究科 | 文学研究科 経済学研究科 社会学研究科 法学研究科 国際学研究科 心理学研究科 法と経営学研究科 |
ウェブサイト | 明治学院大学公式サイト |
明治学院大学(めいじがくいんだいがく、英語: Meiji Gakuin University)は、東京都港区白金台1-2-37に本部を置く日本の私立大学である。1949年に設置された。大学の略称はMGU、MG、明学大(めいがくだい)、明学(めいがく)。日本最古のキリスト教主義学校(ミッションスクール)として、1887年に「明治学院」と名付けられた。
目次
1 概観
1.1 大学全体
1.2 建学の精神(校訓・理念・学是)
1.3 学風および特色
2 基礎データ
2.1 所在地
2.2 象徴
2.2.1 スクールカラー
2.2.2 ロゴマーク
2.2.3 校歌
2.2.4 文化財
3 沿革
3.1 略歴
3.2 年表
4 教育および研究
4.1 学部
4.2 大学院
4.3 附属機関
4.4 事務局
4.4.1 私立大学学術研究高度化推進事業
4.5 教育
4.5.1 学習支援
4.5.2 研究支援
4.5.3 文科省に採択された教育プロジェクト
4.5.4 高大連携プロジェクト
5 大学関係者と組織
5.1 大学関係者一覧
6 施設
6.1 白金キャンパス
6.1.1 高輪校舎
6.2 横浜キャンパス
7 学生生活
7.1 禁煙キャンペーンの実施
7.2 学園祭
7.3 スポーツ
8 対外関係
8.1 他大学との協定
8.2 海外の大学との協定
9 社会との関わり
10 今後の課題
11 系列校
11.1 高等学校
11.2 中学校
12 脚注
13 参考文献
14 関連項目
15 Wiki関係他プロジェクトリンク
16 公式サイト
概観
大学全体
ジェームス・カーティス・ヘボンが横浜で開いた「ヘボン塾」を起源とする、日本最古のキリスト教主義学校(ミッションスクール)である。1949年に新制大学として発足し、現在では6学部15学科、7研究科を擁する純文系の大学となった(理系学部・学科は有していない)。
建学の精神(校訓・理念・学是)
建学の精神として「キリスト教主義教育」を掲げ、キリスト教による人格教育を実践している。
また、教育の理念として "Do for Others"(他者への貢献)を掲げている。これは、新約聖書の "Do for others what you want them to do for you." という部分から引用されたもので、創設者であるヘボンの信念をよく表す言葉とされている。
学風および特色
ボランティア、海外でのフィールドワーク、長期の協定留学、就業インターンシップなどの講座やイベントが充実している。毎年11月頃に開催される学園祭『白金祭』では、ミス・コンテストが催される。
基礎データ
所在地
- 白金キャンパス(東京都港区白金台1-2-37)
- 横浜キャンパス(横浜市戸塚区上倉田町1518)
象徴
明治学院大学では社会との関係をより深めるため 2004年10月にブランディングプロジェクトを発足した。
明治学院大学 - ブランディングプロジェクト (外部リンク)
スクールカラー
スクールカラーは黄色である。2005年1月に「ブランディングプロジェクト」の一環として、チャペルのステンドグラスやインブリー館内部の壁色として古くから学生などに親しまれている黄色を、アートディレクター佐藤可士和の提案により制定する。黄色の持つ明るさ、優しさ、生命力、自立、希望のイメージに、他者を照らす光のような存在として "Do for Others" を実践する意志と願いが象徴[1]され、構内のゴミ箱、掲示板、学生証、大学グッズなどが統一色である。
ロゴマーク
ロゴマークは英文ロゴタイプ同様、ジョナサン・バーンブルックによってチャールズ・マンソンをイメージして作られたMansonフォント[2][3]により構成されている。佐藤は「伝統の精神に、現代の息吹を吹き込んだイメージを表現している」としている。
校歌
1906年に島崎藤村作詞、前田久八作曲による校歌を制定した。THE ALFEEが記念行事で歌った校歌(高見沢俊彦編曲)を収めたCDが、明治学院にて限定発売され、THE ALFEEのベストアルバム「THE ALFEE SINGLE HISTORY VOL.VI 2002-2008」にも収められている。
文化財
白金キャンパス構内には明治から大正にかけて建築された3棟の建物が残されており、文化財に指定されている。
インブリー館
インブリー館(1889年ごろ創建)
- 国の重要文化財(明治学院旧宣教師館)
- 東京都港区「景観上重要な歴史的建造物等」
- 明治20年、教師である宣教師のため築造された複数の住居棟の一つである。この建物に宣教師のウィリアム・インブリーが居住していたことから「インブリー館」と呼称され、都内最古の宣教師館である。現在は改装されて1階に小チャペルと2階に会議室[4]などがある。
- 明治学院記念館(1890年創建)
- 東京都港区有形文化財
- 東京都港区「景観上重要な歴史的建造物等」
- 東京都港区有形文化財
- 明治学院礼拝堂(チャペル)(1916年創建)
- 東京都港区有形文化財
- 東京都港区「景観上重要な歴史的建造物等」
第二次世界大戦の名残として、奉戴殿の跡が残っている。
沿革
略歴
明治学院の起源は1863年にジェームス・カーティス・ヘボンが横浜に開いた「ヘボン塾」である(のちに男子部は明治学院、女子部はフェリス女学院となる)。ヘボン塾は1880年に築地へと移転し、「築地大学校」と改称されてカレッジ・コースが設置された。1883年には横浜の先志学校を併合して「一致英和学校」と改称され、大学と予備科を整える学校となった。後に予備科は神田淡路町へ移転し、「英和予備校」となった。
1877年にアメリカ長老教会、アメリカ・オランダ改革派教会、スコットランド一致長老教会の3会派が協力して「東京一致神学校」を設立。
1886年には、一致英和学校、英和予備校、東京一致神学校の3校が合併して「明治学院」となることを決定、1887年に設立が正式に認可された。これにより、東京一致神学校が「明治学院邦語神学部」に、一致英和学校・英和予備校はそれぞれ「明治学院普通部本科・予科」へと名前を変え、キャンパスは荏原郡白金村(後に芝区白金今里町・現在の港区白金台)に設けられた。
1949年、新制大学設置の認可を受けて明治学院大学が発足した。
1997年の明治学院創立120周年までは、明治学院の創立年を東京一致神学校の設立年である「1877年」と定めており、校史編纂などの周年記念事業も全てそれに従って実施していた。その後、学院長提案によって、創立年をヘボン塾の開設年である「1863年」に改めた。
年表
1863年 - ヘボン夫妻が横浜に英学塾を開設。
1877年 - 9月 アメリカ長老教会、アメリカ・オランダ改革教会及びスコットランド一致長老教会の3教会合同による東京一致神学校が築地居留地に設立された。
1880年 - 4月 ヘボン塾が築地居留地に移転して築地大学校と改称した。
1883年 - 波羅大学野球部が創部(「日本の大学野球」)
1886年 - 6月 東京一致神学校、東京一致英和学校及び英和予備校を合併して、名称を「明治学院」とした。
1887年 - 1月 東京府から私立明治学院の設置が認可され、荏原郡白金村今里(後に芝区白金今里町→港区芝白金今里町。現在の同区白金台)に開校。専門学部、邦語神学部(神学部)を設置。これが現在の白金キャンパスである。
1890年 - 教授のウィリアム・インブリーがベースボールの試合中に、対戦する第一高等中学校の学生の襲撃で負傷するインブリー事件が発生。
1894年 - 専門学部を高等学部に名称変更。
1906年 - 島崎藤村が校歌を作詞。
1907年 - 校歌制定。
1911年 - 9月21日 ヘボン館焼失(ヘボン博士死去同日)
1917年 - 高等学部に商業科、文芸科、英語師範科を設置。
1926年 - 文芸科と英語師範科を英文科に統合。
1928年 - 高等学部を高等商業部、高等学部(社会科、英文科)に改組。
1930年 - 日本神学校(後に東京神学大学)の設立に伴い神学部が廃止。
1944年 - 戦時統合により、青山学院高等商業学部・文学部と関東学院高等商業部を明治学院に吸収統合し明治学院専門学校開設
1949年 - 4月 明治学院大学の設置が認可される。文経学部第一部(英文学科・社会学科・経済学科)と文経学部第二部(同)を開設。
1950年 - 日本商科大学の閉校に伴い学生を受け入れる。
1951年 - 明治学院専門学校廃止。
1965年 - 4月 文学部社会学科を廃止して社会学部を置き、社会学科と社会福祉学科を設置する。文学部にフランス文学科を設置。文学部第二部社会学科を廃止し、社会学部第二部社会学科を設置。
1966年 - 4月 法学部法律学科及び法学部第二部法律学科を設置。
1985年 - 4月 横浜校舎開校。
1986年 - 4月 国際学部国際学科設置。国際学部棟献堂式挙行。
1990年 - 4月 文学部芸術学科、心理学科及び法学部政治学科設置。
1996年 - 4月 経済学部商学科、経済学部第二部商学科を経営学科に名称変更。
2000年 - 4月 法学部に昼夜開講制の消費情報環境法学科新設。社会学部社会学科及び社会福祉学科は昼夜開講制となる。
2004年 - 4月 文学部心理学科を心理学部心理学科に改組、法科大学院設置
2006年 - 4月 経済学部に国際経営学科新設。第二部、昼夜開講制(夜間部)の学生受入れ停止。
2010年 - 4月 心理学部教育発達学科新設
2011年 - 4月 国際学部に国際キャリア学科を設置
2012年 - 5月 法科大学院の学生募集を2013年度から停止すると発表[5]
2013年 - 創立150周年を迎える。
2015年 - 4月 大学院「法と経営学研究科」を設置。
2016年 - 4月 大学院「心理学研究科」に教育発達学専攻を設置。
2018年 - 4月 法学部にグローバル法学科を設置。
教育および研究
学部
文学部
英文学科[6]- イギリス文学コース
- アメリカ文学コース
- 英語学コース
- フランス文学科
芸術学科[7]
経済学部
経済学科[8]- ポリシー・アナリシスコース
- 企業・制度デザインコース
- グローバル・スタディーズコース
- 経営学科
国際経営学科
- 2年次に3ヶ月~半年間程度の海外留学を行なう。
社会学部
社会学科[9]- 文化とメディアコース
- 生命とアイデンティティコース
- 環境とコミュニティコース
社会福祉学科[10]- ソーシャルワークコース
- 福祉開発コース
法学部
- 法律学科
- 消費情報環境法学科
- 政治学科
- グローバル法学科(2018年4月設置)
国際学部
- 国際学科
国際キャリア学科
- 国際キャリア学科の一部の入試制度では、9月入学制度がある。
心理学部
- 心理学科
教育発達学科
- 児童発達コース
- 特別支援コース
- 国際教育コース
- 教養教育センター[11]
大学院
文学研究科
- 英文学専攻(博士前期課程、博士後期課程)
- フランス文学専攻(博士前期課程、博士後期課程)
- 芸術学専攻(博士前期課程、博士後期課程)
経済学研究科
- 経済学専攻(博士前期課程、博士後期課程)
- 経営学専攻(博士前期課程、博士後期課程)
- 2016年度より経営学専攻・博士前期課程の学生募集を停止予定
社会学研究科
- 社会学専攻(博士前期課程、博士後期課程)
- 社会福祉学専攻(博士前期課程、博士後期課程)
法学研究科
- 法律学専攻(博士後期課程のみ設置)
心理学研究科
- 心理学専攻(博士前期課程、博士後期課程)
- 心理学コース
- 臨床心理学コース(日本臨床心理士資格認定協会指定大学院・第1種指定)
- 心理学専攻(博士前期課程、博士後期課程)
- コースは博士前期課程のみ設置
国際学研究科
- 国際学専攻(博士前期課程、博士後期課程)
- 法と経営学研究科
- 法と経営学専攻(修士課程)
附属機関
- 大学付属機関
- キリスト教研究所
- 国際平和研究所
- 学部付属機関
- 心理学部付属研究所(心理学部)
- 言語文化研究所(文学部)
- 産業経済研究所(経済学部)
- 社会学部付属研究所(社会学部)
- 法律科学研究所(法学部)
- 国際学部付属研究所(国際学部)
- 教養教育センター付属研究所(教養教育センター)
- 心理臨床センター
事務局
- 総合企画室(企画・教育研究支援、広報、社会連携)
- 学長室
- 自己点検推進室
- 総務部
- 管財部
- 経理部
- 人事部
- 教務部
- 学生部
- 広報室
- キリスト教センター
- 宗教部
- キャリアセンター
- ボランティアセンター
- 国際センター
- 情報センター
- 総合支援室(健康支援センター、学生相談センター、学生サポートセンター)
- 大学院事務室
- 入試センター
- 校友センター
- 図書館
遠山一行記念日本近代音楽館
- 横浜管理部
- ハラスメント相談支援センター
私立大学学術研究高度化推進事業
- 学術フロンティア推進事業
- 国際学部付属研究所(アジア・太平洋地域の社会変動)
教育
学習支援
- キリスト教学に関する科目(1年間)が全ての学部学科において必修となっている。
研究支援
サバティカル制の実施:教員は7年目毎に1年間の研究(有給)休暇が与えられ、一切の学内業務が免除される。6日間働いた後、7日目は安息日とする旧約聖書の安息日に由来する制度である。- 専任の若手研究者を対象として、1年間の海外留学の支援を行なっている。
文科省に採択された教育プロジェクト
特色ある大学教育支援プログラム
- 大学教育における社会参画体験の取込と実践(2003年採択)
法科大学院等専門職大学院形成プログラム
- 遠隔授業システムとITを活用した実務教育(2004年採択)
- 公設法律事務所を活用した臨床法学教育(2004年採択、國學院大學・東海大学・獨協大学と共同プロジェクト)
現代的教育ニーズ取組支援プログラム
- 都市部における地域社会の活性化への取組(2005年採択)
質の高い大学教育推進プログラム(教育GP)
- 心理支援論:心理学教育の新スタンダード (2008年採択)
- MGアライアンスによる循環型キャリア教育
- 教育理念「Do for Others(他者への貢献)」のもとに、大学(教職員)、卒業生(校友)、企業関係者(実務家)がMGアライアンスを形成し、本学学生が社会で就業するにあたり必要な能力を一体となり養成する(2010年採択)
- 地(知)の拠点大学による地方創生推進事業(COC+)
- 持続的地方創生共同体形成プログラム:若者定着県域総ぐるみ計画(2015年度採択。共愛学園前橋国際大学、高崎商科大学、上武大学との共同事業)
高大連携プロジェクト
- 高等学校生徒科目等履修生規程に基づいて、2001年度より高大連携の協定を結んだ高校の生徒を履修生として各学部に受け入れている。
捜真女学校高等学部、玉川聖学院高等部、横浜英和女学院中学高等学校、東京都立目黒高等学校と教育連携協定を結び、高大連携を進めている。- 一部の学科では、指定校推薦等で入学手続きをした者を対象に、通信教育や大学内での授業等で入学前教育を行なっている。
大学関係者と組織
大学関係者一覧
- 明治学院大学の人物一覧
施設
白金キャンパス
- 使用学部:文学部、法学部、心理学部の3~4年次 。経済学部、社会学部の2年次~4年次。
- 使用研究科:文学研究科、経済学研究科、社会学研究科、法学研究科、心理学研究科
- 使用附属施設:ヘボン館、礼拝堂、心理臨床センター、パレットゾーン白金など
- 交通アクセス
- バス:都営バス明治学院前停留所下車すぐ。
- 鉄道:地下鉄南北線・都営三田線白金台駅・白金高輪駅、都営浅草線高輪台駅から徒歩7分。JR・京急本線品川駅から徒歩20分。
敷地内に明治学院高等学校が併設されている。
高輪校舎
- 使用研究科:大学院心理学研究科(心理臨床センター)、法と経営学研究科、事務局の一部。
- 交通アクセス
- 徒歩:白金校舎から5分。
- バス:都営バス高輪警察署前停留所下車すぐ。
- かつて、近隣に「桂坂校舎(法科大学院専用)」が存在したが、法科大学院の学生募集停止に伴い2014年度末をもって使用を終了した。
横浜キャンパス
- 使用学部:経済学部経営学科、経済学部国際経営学科、社会学部社会学科、社会学部社会福祉学科の1年次。文学部、法学部、心理学部、経済学部経済学科の1~2年次。国際学部。
- 使用研究科:国際学研究科
- 使用附属施設:情報センター、図書館、体育館、チャペルなど
- 交通アクセス:JR・横浜市営地下鉄ブルーライン戸塚駅東口、江ノ電バス明治学院大学正門停留所・明治学院大学南門停留所下車すぐ。
グラウンドや体育館など体育施設を有し、体育系サークルの多数が拠点としている。
学生生活
禁煙キャンペーンの実施
2004年よりキャンパス内の禁煙キャンペーンが展開され効果を上げている。運動としては禁煙経験の紹介、「禁煙チャレンジ学生の募集」「パンフレットの配布」「禁煙バッチの配布」などを行っている。キャンパス内の分煙化推進も行っているが、学生の自主性を尊重する趣旨から、喫煙の全面的禁止などは見送られている(喫煙できる箇所は制限されている)。
学園祭
各校舎ごとに、「白金祭」(白金校舎・例年11月初旬)、「戸塚まつり」(横浜校舎・例年5月中旬~下旬)が開催されている。
「戸塚まつり」はエコがテーマであり、一般的な学園祭とは雰囲気がやや異なっている。
スポーツ
大学当局は学生スポーツに対する直接的な支援は避けてきたが、2005年より「明学スポーツを強くするプロジェクト」と銘打ち、特定のクラブに指導者の招聘を行うなどの支援を行っている。強化クラブは以下に参照。
体育会野球部(首都大学野球連盟2部に所属)日本の野球の黎明期には東大とともにその牽引役を果たした。これを記念して2013年12月神宮球場で、明治学院大学 対 東京大学戦が催された(3ー2 )
- かつて1部リーグで2度優勝したほか、通算本塁打の大学野球記録26本を持つ森山正義(2005年7月より野球部監督[5])がドラフトで阪神入りした実績を持ち、1990年度入部組までは特別な推薦枠があった(枠の人数が少なかったため、一般入部組でもエースとなった投手などもいた[要出典])。
体育会ラグビー部(2014年度に限り関東大学ラグビー対抗戦グループAグループに所属していた。)- 体育会男子ラクロス部(関東学生ラクロスリーグ戦1部に所属)
- 体育会サッカー部(東京都大学サッカーリーグ戦1部に所属)
- 第42回総理大臣杯全日本大学サッカートーナメントにおいてベスト8(準々決勝進出)の成績を収めた。
- 体育会アメリカンフットボール部(関東学生アメリカンフットボールリーグ戦2部に所属)
- 体育会男子バスケットボール部(関東大学バスケットボール連盟4部Dに所属)
1964年東京オリンピック日本代表の中村邦彦を輩出したことで知られる。
- チアリーディング部
- チアリーディング部は全国大会に出場している[要出典]。
対外関係
他大学との協定
山手線沿線私立大学図書館コンソーシアム加盟
横浜市内大学図書館コンソーシアム加盟。横浜市内大学間単位互換制度への参加。
芝浦工業大学、共愛学園前橋国際大学との連携
東呉大学と交流協定加盟
海外の大学との協定
学内選考(外国語能力、単位取得状況、面接等)および留学先の学力基準を満たすことにより、協定締結校と相互留学が可能。また一部の学科ではダブルディグリー(二重学位)の取得が可能。
カリフォルニア大学(アメリカ)
サンフランシスコ州立大学(アメリカ)- ハンブルク大学(ドイツ)
- ホープカレッジ(アメリカ)
エクス=アン=プロヴァンス政治学院(フランス)- ほか
社会との関わり
- 韓国基督教会との友好関係を通したリベラル色が強く、学内関係者が政治体制・歴史問題について批判的な活動を頻繁に実施している。これに対し、右翼団体が街宣車を用いて大学側に抗議を申し入れる事態になるなど、度々社会的な物議を醸した。具体的には、以下の事例が挙げられる。
1988年:昭和天皇重体の折に自粛を強制する雰囲気に対し、森井眞学長が白金祭を実施するとの声明を発表。このとき学長、教員宅に脅迫がなされたものの、信仰の自由や教育方針を維持した[12]。
1990年11月12日:今上天皇の「即位の礼」の日を休日とすることなく、平常授業を実施。津田一路明治学院高等学校長は国の儀式として天皇を神とするような『大嘗祭』につながる皇室の宗教行事を行うこと、その日を休日とすることに対して、疑義を発表[13]。
1995年6月:中山弘正学院長が日本国敗戦50周年にあたって、太平洋戦争に加担した罪を告白し、戦後公にしてこなかったことの責任もあわせて告白する文書を発表。- 2000年12月には、「女性国際戦犯法廷」(キリスト教系民間団体主催、民衆裁判)に会場を提供する。従軍慰安婦問題を扱ったNHKのテレビ番組で同裁判の部分が現職国会議員たちによる政治介入で削除される。ETV特集番組改変事件として有名になる。
2015年には、当時国際学部に在学していた奥田愛基が、学生団体SEALDsを結成し、安全保障関連法案への反対運動を展開した。なお、これに対して本人及び家族へ脅迫文が届けられたが、全く異なる大学宛に郵送されていたことがわかり、一連の活動によって他大学に迷惑が及ぶこととなった[14]。- また、他のミッション系大学と同様、12月25日(火) を「降誕日」として大学が定める休日に指定しているが、お盆期間中の一斉休暇など、キリスト教由来でない行事も一般的に取り入れている[15]。
- 東京都港区からの業務委託を受けて2007年4月期よりチャレンジコミュニティ大学を開講した。これは、地域活動のリーダーとなる人材を養成することを目的としている。【港区協働連携】チャレンジコミュニティ大学港区公式ホームページ/チャレンジコミュニティ大学
小諸市にゆかりの深い島崎藤村が、明治学院の第1期卒業生であるというつながりから、長野県小諸市と明治学院大学は、文化、産業、教育、学術等の分野で相互に協力し、相互の発展と人材の育成に寄与することを目的として、2006年(平成18年)8月22日、「協働連携に関する基本協定」を締結した。[16]
静岡県と就職支援協定を締結し、静岡県内の企業へのUIJターン就職を促進している。
今後の課題
- スポーツプロジェクトとして、陸上部長距離部門の箱根駅伝出場、ラグビー、サッカー、野球など各部での1部リーグ昇格を引き続き目指している。
- ミッション系教育機関の先駆者的存在である反面、関東圏外における知名度や実績に乏しい。大学間競争を勝ち抜く観点から、広報活動の推進をはじめ学術研究や就職対策・上述したスポーツプロジェクト等各種分野への投資・施策が求められている。
系列校
学校法人明治学院の設置する学校であり、大学の「附属学校」ではない。
高等学校
明治学院大学への推薦入学制度がある。
明治学院高等学校(東京都港区)
明治学院東村山高等学校(東京都東村山市)
中学校
明治学院中学校(東京都東村山市)
- 卒業後はほぼ全員が「明治学院東村山高等学校」に進学する。
- かつては港区白金台に学校があったが、1960年代に東村山市に移転した。
脚注
^ スクールカラーに込められた意味
^ http://www.myfonts.com/fonts/emigre/mason/
^ ロゴマークを構成する Mansonフォント
^ 「明治の洋館24選」pp70-73
^ “法科大学院の学生募集停止について”. 明治学院大学. 2012年8月7日閲覧。
^ 3年次にコースに分かれる[1]。
^ 2年次に「音楽学」、「映像芸術学」、「美術史学」、「芸術メディア」の専門4系列に「総合芸術学系列」を加えた5つの系列から一つを選択する。
^ 2年次にコースに分かれる[2]。
^ 2年次にコースに分かれる[3]。
^ 2年次にコースに分かれる[4]。
^ 学生は所属しないが、教養課程としての役割をもち、学部に準じる。
^ 岩波書店編集部編1989『ドキュメント明治学院大学 : 学問の自由と天皇制』岩波書店
^ 明治学院創立120周年歴史写真集編集委員会編集1997.『真理と自由を求めて : 明治学院120年の歩み』明治学院
^ “SEALDs・奥田氏への殺害予告 犯人は「明治学院大」でなく「明治大学」に誤送していた”. J-CASTニュース. (2015年9月29日). https://www.j-cast.com/2015/09/29246390.html 2018年4月18日閲覧。
^ 2012年度 年間スケジュール (学暦)
^ 明治学院大学と小諸市との協働連携に関する基本協定
参考文献
- 岩波書店編集部編 1989 『ドキュメント明治学院大学 : 学問の自由と天皇制』 岩波書店
- 明治学院創立120周年歴史写真集編集委員会編集 1997 『真理と自由を求めて : 明治学院120年の歩み』 明治学院
- 明治学院敗戦50周年事業委員会編 1995 『心に刻む : 敗戦50年・明治学院の自己検証』 明治学院
- 「明治の洋館24選」淡交社 2009年
関連項目
- ミッション系大学
Wiki関係他プロジェクトリンク
ウィキソース(Wikisource)
- 明治学院大学校歌
明治学院大対策(ウィキブックス)
公式サイト
- 明治学院大学公式サイト
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加盟コンソーシアムなど | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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