松川浦
松川浦 | |
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松川浦 | |
所在地 | 日本 福島県相馬市 |
位置 | 北緯37度48分00秒 東経140度58分40秒 / 北緯37.80000度 東経140.97778度 / 37.80000; 140.97778座標: 北緯37度48分00秒 東経140度58分40秒 / 北緯37.80000度 東経140.97778度 / 37.80000; 140.97778 |
面積 | 6.06[1]km2 |
周囲長 | 23 km |
最大水深 | 5.5 m |
平均水深 | 約1 m |
貯水量 | -- km3 |
水面の標高 | 0 m |
成因 | 海跡湖 |
淡水・汽水 | 汽水 |
湖沼型 | 富栄養湖 |
透明度 | 1.2 m |
プロジェクト 地形 |
松川浦(まつかわうら)は、福島県相馬市郊外にある潟湖である。
目次
1 概要
2 歴史
3 交通
4 ギャラリー
5 脚注
6 関連項目
7 外部リンク
概要
砂州により太平洋と隔てられた南北5 km・東西3 kmの南北に細長い入り江(湾)だが、海水の出入り口は北側にある1908年(明治41年)1月から1910年(明治43年)にかけて掘削されたわずか幅約80 mの水路部分のみであり、太平洋との間の陸地が100 m程度の幅しか無いため、実感としては「海のすぐそばにあるもうひとつの海」である。水路開削以前は砂洲側に河口があったが、潮流の変化や暴風などにより河口が塞がれたり位置がたびたび変わった。
入り江の入り口内側は松川浦漁港のひとつ原釜漁港、浦内最南部に磯部漁港がある。
大小の島や岩が点在する風光明媚な風景は日本三景の松島になぞらえて 「小松島」とも評され日本百景のひとつに数えられ松川浦県立自然公園にも指定されている。春から夏にかけては潮干狩りが、漁港近くの海岸や、浦内最大の島・中州などで行われる。海苔の養殖が盛んで入り江内には数多くの竹竿が垂直に林立している。日本の白砂青松百選の選定も受けている。
松川浦周辺には、観光イチゴ園、観光ホテル、旅館、民宿、海産物市場・販売所等多くの施設が立地する。
歴史
1688年(貞享5年) - 第5代中村藩主相馬昌胤が、松川浦を新名所と公認すべく、東山天皇に勅許を願い出る。
明治時代まで - 製塩事業が行われる。
1908年(明治41年)1月 - 松ヶ江村、飯豊村、磯部村の三ヶ村組合により河口の掘削を開始。
1910年(明治43年) - 掘削が終了し、河口に板橋を架橋する。
1913年(大正2年)8月 - 台風で板橋が流失し、渡船にて河口を横断し始める。
1951年(昭和26年)3月27日 - 松川浦県立自然公園が指定される。
1995年(平成7年)3月 - 松川浦大橋が開通。
1999年(平成11年)10月3日 - 松川浦漁港で全国豊かな海づくり大会を開催する。
2001年(平成13年)12月 - 日本の重要湿地500に選定される。
2011年(平成23年)3月11日 - 東日本大震災による津波で被災。
交通
JR東日本常磐線「相馬駅」下車。すぐ脇にある福島交通「相馬営業所」からバス利用(相馬駅前にはバスは入らない)。または相馬駅からタクシー利用。
常磐道相馬IC下車。車で約20分。
ギャラリー
松川浦空撮(2006年7月11日)
松川浦河口(2006年7月11日)
松川浦大橋(2010年8月22日)
松川浦と太平洋(2006年9月2日)
松川浦大橋より漁港方面(2007年4月29日)
松川浦と溜池群
松川浦(2013年6月3日)
脚注
^ 国土地理院 (2015年3月6日). “平成26年全国都道府県市区町村別面積調 湖沼面積 (PDF)”. 2015年3月15日閲覧。
関連項目
- 日本の湖沼一覧
- 宇多川
外部リンク
松川浦 - 環境省
松川浦 -相馬市役所
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