武田健吾
オリックス・バファローズ #56 | |
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2016年5月17日 こまちスタジアムにて | |
基本情報 | |
国籍 | 日本 |
出身地 | 福岡県筑後市[1] |
生年月日 | (1994-04-18) 1994年4月18日(24歳) |
身長 体重 | 183 cm 82 kg |
選手情報 | |
投球・打席 | 右投右打 |
ポジション | 外野手 |
プロ入り | 2012年 ドラフト4位 |
初出場 | 2013年10月12日 |
年俸 | 1,700万円(2019年)[2] |
経歴(括弧内はプロチーム在籍年度) | |
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武田 健吾(たけだ けんご、1994年4月18日 - )は、福岡県筑後市出身[1]のプロ野球選手(外野手)。右投右打。オリックス・バファローズ所属。
目次
1 経歴
1.1 プロ入り前
1.2 オリックス時代
2 選手としての特徴
3 詳細情報
3.1 年度別打撃成績
3.2 年度別守備成績
3.3 表彰
3.4 記録
3.5 背番号
3.6 登場曲
3.7 代表歴
4 脚注
5 関連項目
6 外部リンク
経歴
プロ入り前
筑後市立羽犬塚中学校時代には、ジャパンリーグの三潴ファイターズに所属。投手として、ストレートで最速135km/hを記録している[3]。外野手も兼任しており[3]、3年生の時にはAA世界野球選手権大会・日本代表に選ばれて藤浪晋太郎らとチームメイトになっている[4]。
自由ケ丘高等学校に進むと入学直後から練習試合に出場し1年春の九州大会からベンチ入りを果たし、秋には4番・中堅手となった[3]。
2年の春は九州大会に出場し[5]、夏は福岡北部予選を突破したが、ベスト16でその年準優勝の東筑に敗れた。個人的には11打数5安打の活躍だった。秋には主将に就任した。同年秋と3年春には2季連続で県大会を制した。3年春の福岡北部大会では、3試合連続本塁打を放ち、その後の九州大会では打率が5割を超える活躍で準決勝進出に貢献した[4]。しかし、初の選手権大会出場を目指した3年夏の福岡北部大会では緊張からか、硬さが見られ5打数無安打と自慢の打撃が奮わず初戦の2回戦で敗退している[6]。この試合を複数のスカウトが観戦するなど、NPBの球団から注目された[6]。高校通算本塁打は23本[7]。
2012年のプロ野球ドラフト会議で、オリックス・バファローズから4巡目で指名。契約金4,000万円、年俸500万円(金額は推定)という条件で入団した[8]。背番号は56。
オリックス時代
2013年、ウエスタン・リーグ公式戦97試合に出場。レギュラー外野手として打率.252、4本塁打を記録したほか、安打数(82)・二塁打数(18)・打点(42)・補殺数(8)でチームトップの成績を残した。7月には、一軍の練習に参加した一方で、フレッシュオールスターゲームにウエスタン・リーグ選抜のメンバーとして出場[9]。シーズン終盤に一軍昇格を果たすと、公式戦2試合の出場で2安打を放った。
2014年、一軍公式戦5試合に出場。打率は.125ながら、8月29日の対埼玉西武ライオンズ戦(西武ドーム)5回表の打席では、菊池雄星から放ったシーズン唯一の安打(二塁打)で一軍初の打点を記録した。85試合に出場したウエスタン・リーグ公式戦では、6本塁打を放つとともに、リーグ8位の打率.285を記録した。
2015年、一軍公式戦9試合に出場したが、2年連続の1安打で、打率も.071にとどまった。ウエスタン・リーグ公式戦では、3年連続で最終規定打席に達するとともに、リーグ10位の打率.244、4本塁打、28打点を記録。6月29日に明治神宮野球場で催された「侍ジャパン大学日本代表 対 NPB選抜」では、NPB選抜の「5番・右翼手」としてスタメンに起用されると、3打数1安打という成績を残した[10]。
2016年、一軍公式戦10試合に出場。打率.100(20打数2安打)ながら、安打はいずれも二塁打であった。ウエスタン・リーグ公式戦では、4年連続で最終規定打席に到達。リーグ13位の打率.256、6本塁打、36打点を記録した。シーズン終了後には、メキシコで開催の第1回WBSC U-23ワールドカップに、日本代表のメンバー[11]として出場。チームの優勝に貢献した[12]ほか、大会通算打率.455(33打数15安打)という成績で、チームメイトの吉田正尚と並んで外野手部門のベストナインに選ばれている[13]。
2017年、前述したU-23ワールドカップでの活躍や、前年まで一軍外野陣の一角を担っていた糸井嘉男の国内FA権行使による阪神タイガースへの移籍を背景に、春季キャンプからオープン戦期間中まで一軍に帯同した。公式戦の開幕を二軍で迎えたが、開幕直後の4月12日にシーズン初の出場選手登録。23回目の誕生日であった4月18日の対北海道日本ハムファイターズ戦(静岡県草薙球場)に途中から出場すると、9回表の打席で放った二塁打によって一軍公式戦でのシーズン初打点を記録した[14]。2日後の4月20日に東京ドームで催された同カードでは、「8番・左翼手」としてシーズン初のスタメン出場を果たすと、3回表の第2打席で一軍公式戦での初本塁打を放った[15]。5月上旬からスタメンに定着すると、同月下旬からのセ・パ交流戦では規定打席に到達。終盤まで丸佳浩(広島東洋カープ)などを相手に交流戦の首位打者争いを展開した[16]末に、チームの規定打席到達者ではトップ(全12球団では3位)の打率.375で交流戦を終えた。レギュラーシーズン全体では、7月上旬までスタメンに定着。ステフェン・ロメロや吉田正尚らが復帰した7月上旬以降は守備・代打要員として、自己最高を大きく更新する97試合に出場し、2本塁打、14打点、打率.295を記録した。
選手としての特徴
50メートル走6秒1の俊足、遠投120メートルの強肩に加え長打力もあり、走攻守のバランスが良く新庄2世とも評される[17][7][3]。守備範囲の広さを自負しており、打音や打球の角度、風などから判断して落下地点へ移動するプロセスが素早い[4]。
詳細情報
年度別打撃成績
年 度 | 球 団 | 試 合 | 打 席 | 打 数 | 得 点 | 安 打 | 二 塁 打 | 三 塁 打 | 本 塁 打 | 塁 打 | 打 点 | 盗 塁 | 盗 塁 死 | 犠 打 | 犠 飛 | 四 球 | 敬 遠 | 死 球 | 三 振 | 併 殺 打 | 打 率 | 出 塁 率 | 長 打 率 | O P S |
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2013 | オリックス | 2 | 8 | 8 | 1 | 2 | 1 | 0 | 0 | 3 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | .250 | .250 | .375 | .625 |
2014 | 5 | 10 | 8 | 1 | 1 | 1 | 0 | 0 | 2 | 1 | 0 | 0 | 1 | 0 | 1 | 0 | 0 | 3 | 0 | .125 | .222 | .250 | .472 | |
2015 | 9 | 16 | 14 | 0 | 1 | 0 | 0 | 0 | 1 | 0 | 0 | 0 | 1 | 0 | 1 | 0 | 0 | 4 | 0 | .071 | .133 | .071 | .205 | |
2016 | 10 | 20 | 20 | 1 | 2 | 2 | 0 | 0 | 4 | 1 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 3 | 0 | .100 | .100 | .200 | .300 | |
2017 | 97 | 219 | 207 | 19 | 61 | 8 | 0 | 2 | 75 | 14 | 0 | 0 | 4 | 0 | 5 | 0 | 3 | 47 | 3 | .295 | .321 | .362 | .683 | |
2018 | 69 | 107 | 95 | 12 | 21 | 4 | 1 | 1 | 30 | 12 | 0 | 0 | 5 | 3 | 2 | 0 | 2 | 20 | 2 | .221 | .245 | .316 | .561 | |
NPB:6年 | 192 | 380 | 352 | 34 | 88 | 16 | 1 | 3 | 115 | 28 | 0 | 0 | 11 | 3 | 9 | 0 | 5 | 77 | 5 | .250 | .276 | .327 | .603 |
- 2018年度シーズン終了時
年度別守備成績
年 度 | 球 団 | 外野 | |||||
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試 合 | 刺 殺 | 補 殺 | 失 策 | 併 殺 | 守 備 率 | ||
2013 | オリックス | 2 | 2 | 0 | 0 | 0 | 1.000 |
2014 | 3 | 7 | 0 | 0 | 0 | 1.000 | |
2015 | 8 | 6 | 0 | 0 | 0 | 1.000 | |
2016 | 10 | 13 | 1 | 0 | 0 | 1.000 | |
2017 | 90 | 123 | 2 | 1 | 1 | .992 | |
2018 | 63 | 68 | 4 | 1 | 2 | .986 | |
通算 | 176 | 219 | 7 | 2 | 3 | .991 |
- 2018年度シーズン終了時
表彰
- 国際大会
WBSC U-23ワールドカップ ベストナイン:1回 (2016年)
記録
- 初出場・初先発出場:2013年10月12日、対東北楽天ゴールデンイーグルス23回戦(日本製紙クリネックススタジアム宮城)、9番・右翼手で先発出場
- 初打席:同上、3回表に則本昂大から三塁ゴロ
- 初安打:2013年10月13日、対東北楽天ゴールデンイーグルス24回戦(日本製紙クリネックススタジアム宮城)、5回表にジム・ハウザーから中前二塁打
- 初打点:2014年8月29日、対埼玉西武ライオンズ18回戦(西武ドーム)、5回表に菊池雄星から左翼適時二塁打
- 初本塁打 : 2017年4月20日、対北海道日本ハムファイターズ5回戦(東京ドーム)、3回表に加藤貴之から右越ソロ
背番号
56 (2013年 - )
9 (2016 WBSC U-23ワールドカップ日本代表)
登場曲
Dream5 『ようかい体操第一』 (2014年)- calvin harris 『I Need Your Loue』 (2015年)
- ASIAN KUNG-FU GENERATION 『遥か彼方』 (2016年)
代表歴
- 日本代表
- 2016 WBSC U-23ワールドカップ 日本代表
- その他
- 侍ジャパン大学日本代表 対 NPB選抜
脚注
- ^ ab毎日新聞、2012年10月26日付朝刊、福岡地方面、P.25
^ オリックス - 契約更改 - プロ野球. 日刊スポーツ. 2018年12月11日閲覧
- ^ abcd報知新聞、2012年10月19日 『ドラフト隠し玉に「新庄2世」自由ケ丘高・武田』
- ^ abc朝日新聞、2012年6月22日付朝刊、P.25
^ 朝日新聞、2011年4月23日付西部本社版、P.22
- ^ ab朝日新聞、2012年7月12日付朝刊、福岡地方面、P.31
- ^ ab“新庄2世武田「後悔しかない」/福岡大会(2012年7月12日紙面)”. nikkansports.com (2012年7月12日). 2016年11月25日閲覧。
^ 朝日新聞、2012年11月11日付朝刊、P.26
^ プロ野球フレッシュオールスターゲーム2014出場者 日本野球機構公式サイト (2015年7月17日) 2016年10月18日閲覧
^ 侍J大学代表vsNPB選抜 試合結果 日本野球機構公式サイト (2015年6月29日) 2016年10月18日閲覧
^ “「第1回 WBSC U-23ベースボールワールドカップ」に出場する侍ジャパンU-23代表選手が決定”. 野球日本代表オフィシャルサイト. (2016年10月12日). http://www.japan-baseball.jp/jp/news/press/20161012_2.html 2016年10月12日閲覧。
^ No. 1 Japan crowned World Champions, defeat No. 15 Australia in Final of WBSC U-23 Baseball World Cup WBSC | World Baseball Softball Confederation (英語) (2016年11月6日) 2016年11月7日閲覧
^ “【U-23W杯】侍ジャパン真砂、大会最多タイ4本塁打で大会MVPに 武田もベストナイン”. Full-Count. (2016年11月7日). http://full-count.jp/2016/11/07/post50260/ 2016年11月7日閲覧。
^ “オリックス武田が誕生日打「球場の雰囲気が勢いを」”. 日刊スポーツ. (2017年4月18日). http://www.nikkansports.com/baseball/news/1809884.html 2017年4月21日閲覧。
^ “オリックス武田プロ1号「いい場面で」初先発応えた”. 日刊スポーツ. (2017年4月20日). http://www.nikkansports.com/baseball/news/1810767.html 2017年4月21日閲覧。
^ ““交流戦首位打者”あるぞ!“大谷世代”オリックス武田にブレークの兆し”. スポーツニッポン. (2017年6月19日). http://www.sponichi.co.jp/baseball/news/2017/06/19/kiji/20170619s00001173010000c.html 2017年6月21日閲覧。
^ 朝日新聞、2012年10月26日付朝刊、福岡地方面、P.29
関連項目
- 福岡県出身の人物一覧
- オリックス・バファローズの選手一覧
- 大谷・藤浪世代
外部リンク
個人年度別成績 武田健吾 - NPB.jp 日本野球機構- 選手の各国通算成績 Baseball-Reference (Japan)、The Baseball Cube
選手名鑑 武田 健吾 56 - オリックス・バファローズ オフィシャルサイト
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