ル・ロゼ





































ル・ロゼ

en:File:InstitutleRosey.JPG
国公私立の別
私立学校、インターナショナルボーディングスクール
設置者
ポール・エミール・カーナル
校訓
A School for Life
設立年月日
1880年
創立者
ポール・エミール・カーナル
共学・別学
男女共学

スイス・ヴォー州

外部リンク
[1]
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ル・ロゼ学院Institut Le Rosey, フランス語発音:[ɛstity lə ʁo.zɛ]アンスティテュ・ル・ホゼ)は、一般にル・ロゼまたは単にロゼとも呼ばれる寄宿学校(英:ボーディングスクール、仏:アンテルナ・スコレール Internat scolaire)。


ポール・エミール・カーナル(Paul-Émile Carnal)によってスイスのヴォー州(Canton de Vaud)ロール (Rolle) 近郊にある14世紀の古城「シャトー・デュ・ロゼ (Château du Rosey, ロゼ城)」で、1880年に設立されたスイス最古の寄宿学校の一つである。世界で最も高額な教育機関の一つとされ、世界中の王侯貴族や名家、セレブリティの子弟・子女が数多く通う[1][2]


欧州最高級スキーリゾートの1つであるベルン州(Canton of Bern)のグシュタード(Gstaad)にもキャンパスを所有しており、生徒、先生、スタッフは1月から3月までの間はこちらに移動する。このように1年の間に2つのキャンパスを移動する学校は珍しく、世界でもル・ロゼだけとされる。2015年、ル・ロゼの第4代理事長だったフィリップ・グーディン(Philippe Gudin)の息子クリストフ・グーディン(Christophe Gudin)が第5代理事長に就任した。学長はマイケル・グレイ(Michael Gray)である。


2014年、ル・ロゼとレマン湖岸エリア(La Côte region)のための美術・学習センター「ポール・アンド・ヘンリー・カーナル・ホール (略称:カーナル・ホール)」を建設した。また、ル・ロゼは、グシュタード冬季キャンパスの売却とより広い地へのキャンパス移転を計画しているとされる。




目次






  • 1 概要


  • 2 年間スケジュール概要


  • 3 親が参観する行事


  • 4 卒業生・出身者


  • 5 関連項目


  • 6 外部リンク


  • 7 参照元





概要


受入生徒の年齢・学年は9~18歳(日本の学制で小学3年〜高校3年の10学年)の男女計約400名。約9割の生徒が寄宿生活。17歳までは2人部屋、最終学年の18歳は1人部屋。毎年1~3月の約3ヶ月間は欧州最高級スキー・リゾート地の一つグシュタードにキャンパスを移し、カリキュラムは午前中で終了させるように配慮されているため、午後は毎日スキーができる。教師は約100人近くもいるため、授業も生徒5、6人で行われる少人数制である。世界60カ国から子弟が集まる。2012年9月現在、日本国籍の生徒は24名在籍し、日本語を教える教師も2人いる。(ちなみに、2012年9月現在、韓国系は15名、中華系は14名が在籍。)真に国際的な環境を維持するため、生徒の出身・国籍が片寄らないよう最大10%までのクォーター制(上限制)を採用している。学費は寄宿舎代など込みで、小学生は基本額が年間約6万3000スイスフラン、中学以上は年間約8万スイスフランであり、その他海外就学旅行やパーティへの付帯費用も加えるとと非常に高額であり、米Forbes誌の調査によれば世界で最も高額な中等教育機関とされている。
[3]



年間スケジュール概要



  • 9月(始業)〜12月:ロール(Rolle)キャンパス
    (冬休み:約3週間)


  • 翌1月〜3月:グシュタード(Gstaad)キャンパス
    (春休み:約3週間)


  • 4月〜6月(終業):ロール(Rolle)キャンパス
    (夏休み:7〜8月)




親が参観する行事


年に約4回。



  • 9月初旬 始業式

  • 12月初旬 クリスマスパーティ

  • 2月中旬 スキー大会

  • 6月下旬 終業式・卒業式(クラスT≒高3)



卒業生・出身者




  • レーニエ3世(モナコ公国大公)


  • ボードゥアン1世(ベルギーの第5代国王)


  • アルベール2世(ベルギーの第6代国王)


  • ケント公爵エドワード王子(イギリスの王族。第2代ケント公爵)

  • カリム・アーガー・ハーン4世(ムスリムのインド人実業家・大富豪)


  • アドナン・カショギ(サウジアラビアの武器商人)

  • フアード2世 (エジプト王)

  • フアン・カルロス1世 (スペイン王)


  • アレクサンダル2世カラジョルジェヴィチ(ユーゴスラビア最後の王太子)


  • モハンマド・レザー・パフラヴィー(イラン最後の皇帝)


  • ギヨーム・ド・リュクサンブール(ルクセンブルクの大公世子)


  • エマヌエーレ・フィリベルト・ディ・サヴォイア(イタリアの王族)


  • フランツェスカ・フォン・ハプスブルク(ハンス・ハインリヒ・ティッセン=ボルネミッサ男爵の長女でカール・ハプスブルク=ロートリンゲンの妻)


  • ドディ・アルファイド(ダイアナ妃の元恋人)


  • ホーエンツォレルン家(ドイツの貴族)


  • ロスチャイルド家(ユダヤ人の富豪)


  • デヴィッド・バーリー(イギリスの陸上選手)


  • ウィンストン・チャーチル(イギリスの政治家。元首相)


  • ジョー・ダッサン(アメリカの音楽家)


  • ホセ・フェラー(アメリカの映画監督)

  • ジョン・ホルト (教育者)


  • ニコラス・ネグロポンテ(アメリカの科学者)


  • ショーン・レノン(音楽家・ミュージシャン。ジョン・レノンとオノ・ヨーコの息子)


  • マリー・シャンタル(英国ロンドン出身の子供服ブランドの創業者・デザイナー。ギリシャのパウロス王太子の妃)


  • イム・テギョン(韓国出身のテナー歌手)


  • 芦田多恵(ミス アシダ ブランドのファッションデザイナー。芦田淳の次女)




  • 丹下憲孝(日本の建築家。父親は建築家の丹下健三。丹下都市建築設計代表)


  • ジュリアン・カサブランカスとアルバート・ハモンドJr.(ザ・ストロークスのメンバー)



関連項目



  • ボーディングスクール

  • インターナショナルスクール

  • List of alumni of Institut Le Rosey



外部リンク



  • 公式ウェブサイト

  • 卒業生公式ウェブサイト



参照元




  1. ^ “スイスの教育も「スイスブランド」で勝負”. Swissinfo (2007年9月25日). 2013年8月23日閲覧。


  2. ^ “スイスの名門私立校、ここにあり!”. Swissinfo (2008年5月21日). 2013年8月23日閲覧。


  3. ^ “Where you learn to be a billionaire”. Forbes (1999年7月5日). 2013年8月23日閲覧。




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