天王寺区
てんのうじく 天王寺区 | |
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天王寺動物園 | |
国 | 日本 |
地方 | 近畿地方 |
都道府県 | 大阪府 |
市 | 大阪市 |
団体コード | 27109-8 |
面積 | 4.84km2 |
総人口 | 79,177人 (推計人口、2018年10月1日) |
人口密度 | 16,359人/km2 |
隣接自治体 隣接行政区 | 大阪市(浪速区、東成区、生野区、 阿倍野区、西成区、中央区) |
区の花 | もも、パンジー |
天王寺区役所 | |
所在地 | 〒543-8501 |
外部リンク | 天王寺区 |
ウィキプロジェクト |
天王寺区(てんのうじく)は、大阪市を構成する24行政区のうちのひとつ。
目次
1 概要
2 地理
2.1 隣接している区
3 歴史
4 地名
5 交通
5.1 鉄道
5.2 バス
5.3 道路
6 教育
6.1 大学
6.2 高等学校
6.3 中高一貫校
6.4 中学校
6.5 小学校
6.6 幼稚園
6.7 専修学校
7 病院
8 名所・旧跡・観光スポット・施設
9 天王寺区に本社を置く企業
10 出身有名人
10.1 政治
10.2 文化・芸術
10.3 芸能
10.4 スポーツ
10.5 天王寺区ゆかりの著名人
11 関連項目
12 外部リンク
概要
大阪市都心部の南東に位置し、大阪環状線内の区の一つである。北・西側は中央区・浪速区、東側は東成区・生野区、南側は阿倍野区および西成区に接する。
大阪上本町駅と天王寺区の最南端に位置する大阪の南のターミナル駅である天王寺駅の周辺に商業地域が広がり、特に天王寺駅周辺は近鉄南大阪線阿部野橋駅周辺の商業地域と共に「天王寺・阿倍野」と位置づけられ、関西地方でも有数の商業地域となっている。上町台地上は全体的に住宅地が多く、公園、教育機関、医療機関も多い。真法院町、小宮町、北山町には閑静な住宅地が残されている。戸建て住宅やアパート等の低層住宅も一部地域を除くと少なく、ビルやマンションなど土地の高度利用が進んでいる。
区の人口は1950年代に85,000人あまりを記録して以来地価の高騰や生活環境の稠密化のため長年減少傾向が続いていたが、近年地価の下落や再開発などが進み『交通の便が良い、市内有数の文教地区』としての特性が見直されつつあり、再び増加に転じている。2005年に行われた国勢調査では中央区、西区、福島区、北区に次ぐ+9.0%という高い増加率を記録した。
中心駅である天王寺駅は大阪府泉州地域や大阪府中河内地域南部、大阪市内の天王寺駅以南、奈良県や和歌山県などからの主要玄関口であり、優等列車も停車する。大阪市高速電気軌道谷町線や大阪市高速電気軌道御堂筋線だけではなく、JRの各線からでも最初のターミナル駅の為、奈良県民や和歌山県民(いわゆる奈良府民、和歌山府民)の利用者も多い。
地理
大阪市の中南部に位置する。南北には上町台地が走り、区域の大半は上町台地上に位置する。
隣接している区
中央区、東成区、生野区、阿倍野区、西成区、浪速区
歴史
『日本書紀』に593年(推古天皇元年)、聖徳太子の創建と記され、日本最古の官寺である四天王寺によってその名を知られる天王寺一帯は、古代においては難波京の南端に位置していた。それ以後も、上町台地上にあり堺と京とを結ぶ途上に位置することから要衝であり、四天王寺を取り囲む町が形成されていた。室町後期から江戸時代にかけて度々戦場となり、大坂の陣においても茶臼山は、冬の陣においては徳川方の、夏の陣においては豊臣方の真田信繁の陣営が置かれた。
元和年間に松平忠明によって市街の復興が行われた際に、点在していた寺院を空堀以南の地に移転させ、摂津国東成郡小橋村・東高津村・天王寺村・摂津国西成郡西高津村領内に小橋寺町・八丁目東寺町・八丁目中寺町・八丁目寺町・谷町八丁目筋寺町・生玉筋中寺町・生玉中寺町・生玉寺町・下寺町が形成された。これらの寺町のうち八丁目寺町の上町筋以西および谷町八丁目筋寺町と生玉筋中寺町が中央区で、他は当区になる。下寺町界隈の上町台地の崖線には口縄坂、源聖寺坂、清水坂など天王寺七坂があり今も風情を残している。
夕陽丘の地名は、平安時代の歌人の藤原家隆が、この地から見た大阪湾に沈む夕陽の絶景を歌ったことに由来する。
江戸・明治にかけて早くから住宅地化が進み、特に明治以降は多くの学校や病院が立地したため、現在でも比較的閑静な住宅街である。また1889年には天王寺駅が開設、1895年には後に大阪環状線となる城東線が天王寺駅から分岐・開通し、交通の要衝としても栄えるようになった。また1903年には第5回内国勧業博覧会が開かれ、跡地は天王寺公園となった。
1925年に東区から旧東成郡西高津村(1889年に東成郡へ転属)と東平野町にあたる地域が、南区から旧東成郡天王寺村・生野村の城東線内にあたる地域が分区されて天王寺区が誕生。1943年の区再編の際に、末吉橋通以南・上町筋以東を東区から編入、千日前通以北・上町筋以西を南区へ移譲、松屋町筋以西を浪速区へ移譲して現在の区域となった。
地名
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交通
鉄道
- 中心となる駅:天王寺駅。但し、天王寺区役所の最寄り駅:四天王寺前夕陽ヶ丘駅。
西日本旅客鉄道
O 大阪環状線: 天王寺駅 - 寺田町駅 - 桃谷駅 - 鶴橋駅 - 玉造駅
近畿日本鉄道
D 大阪線(A 奈良線): 大阪上本町駅 D03 A03 - 鶴橋駅 D04 A04 (近鉄駅の所在は生野区)
- ※大阪阿部野橋駅は天王寺駅と接しているが阿倍野区の所在である。
大阪市高速電気軌道(Osaka Metro)
谷町線: 谷町九丁目駅 T25 - 四天王寺前夕陽ヶ丘駅 T26 - 天王寺駅 T27
千日前線: 谷町九丁目駅 S18 - 鶴橋駅 S19
- ※御堂筋線天王寺駅は阿倍野区の所在である。
バス
- 大阪シティバス
近鉄バス(近鉄上本町駅と大阪赤十字病院、大阪警察病院・JR桃谷駅、あべの橋を結ぶ100円バス)
区内では天王寺駅周辺(停留所名はあべの橋)、上本町六丁目(近鉄上本町駅)が路線の拠点となる。
道路
阪神高速道路
14号松原線
- 天王寺出口
長堀通(国道308号)
千日前通(大阪府道702号大阪枚岡奈良線)- 勝山通
- 国道25号
- 松屋町筋
谷町筋(大阪府道30号大阪和泉泉南線)- 上町筋
- 玉造筋
教育
大学
大阪教育大学天王寺キャンパス(夜間課程)
高等学校
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中高一貫校
- 上宮中学校・高等学校
- 明星中学校・高等学校
- 清風中学校・高等学校
- 四天王寺中学校・高等学校
- 大阪星光学院中学校・高等学校
中学校
- 大阪教育大学附属天王寺中学校
- 大阪市立高津中学校
- 大阪市立天王寺中学校
- 大阪市立夕陽丘中学校
小学校
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幼稚園
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専修学校
- 大阪情報コンピュータ専門学校
病院
- 大阪赤十字病院
- 聖バルナバ病院
- NTT西日本大阪病院
- 大阪警察病院
名所・旧跡・観光スポット・施設
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天王寺区に本社を置く企業
- 近畿日本鉄道
- 淺沼組
- 大阪シーリング印刷
- 新興出版社啓林館
- スリーエム
- デサント
- ゼット
- 愛眼
- 金剛組
- 茜丸本舗大納言
- パイン株式会社
- (株)七田チャイルドアカデミー
- 三ッ星
出身有名人
政治
澤雄二 - 元参議院議員
世耕弘成 - 参議院議員・経済産業大臣
中馬弘毅 - 元衆議院議員
浜田昌良 - 参議院議員・復興副大臣
渡貫博孝 - 元千葉県佐倉市長
文化・芸術
織田作之助 - 作家
大塚善章 - ジャズピアニスト
長内蝶眠 - 書家
枯堂夏子 - 作詞家
清水脩 - 作曲家
辰巳ヨシヒロ - 漫画家
中西康晴 - キーボード奏者、作曲家、編曲家、音楽プロデューサー
森村泰昌 - 現代美術家
芸能
今田耕司 - タレント
オール巨人 - 漫才師
サナ(湊崎紗夏)(TWICE) - アーティスト
杉本有美 - モデル・女優・タレント
田鶴園子 - 元女優、宝塚歌劇団男役
花紀京 - 俳優・お笑い芸人
宮戸洋行 - お笑い芸人:GAG少年楽団
山口美也子 - 女優
和央ようか - 女優。東京都生まれ、天王寺区育ち。
和田アキ子 - 歌手
スポーツ
一枝修平 - 元プロ野球選手
平野光泰 - 元プロ野球選手
入江陵介 - 水泳選手
中村藍子 - テニス選手
ミスター・ヒト - 元プロレスラー
吉川大幾 - プロ野球選手
天王寺区ゆかりの著名人
大島靖 - 元大阪市長。在職当時天王寺区在住
須藤秀澤 - 写真家。中学、高校時代は天王寺区に在住していた。
關一 - 元大阪市長。在職当時天王寺区在住
關淳一 - 元大阪市長。在職当時天王寺区在住
千葉麗子 - 実業家、元女優。天王寺区生まれ、福島県福島市育ち。
福留功男 - アナウンサー。高知県出身、天王寺区育ち。
関連項目
なにわ野菜 - 大阪府の伝統野菜。- 大阪みどりの百選
- 大阪府の自然景勝地
外部リンク
- 天王寺区
大阪市天王寺区役所 (@tennojiku) - Twitter
天王寺区役所 (大阪市天王寺区役所) - Facebook
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