神魂神社
神魂神社 | |
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所在地 | 島根県松江市大庭町563 |
位置 | 北緯35度25分31.9秒 東経133度5分3.5秒座標: 北緯35度25分31.9秒 東経133度5分3.5秒 |
主祭神 | 伊弉冊大神 伊弉諾大神 |
社格等 | 旧県社 |
創建 | 平安時代 |
本殿の様式 | 大社造 |
例祭 | 10月18日 |
主な神事 | 神火相続、祈念祭、神在祭、新嘗祭、お釜神事 |
神魂神社(かもすじんじゃ)は、島根県松江市大庭町にある神社である。旧社格は県社で、意宇六社の一社。本殿は現存する日本最古の大社造りで国宝。
目次
1 祭神
2 歴史
3 神紋
4 建造物
5 文化財
5.1 国指定
5.1.1 国宝
5.1.2 重要文化財
5.2 県指定
6 主な行事
7 交通
8 脚注
9 関連項目
祭神
現在は伊弉冊大神(イザナミ)を主祭神とし、伊弉諾大神(イザナギ)を配祀するとしているが、これは中世末期ごろからのもので、それ以前の祭神は不明である。時代が下って寛文年間ごろの新嘗会祝詞には、熊野大神・大己貴命などの神名が見えるが、現在では記録上わかる範囲内で、より古いほうの説に従っている。
歴史
社伝によれば、天穂日命がこの地に天降って創建したものと伝えられるが、『延喜式神名帳』、国史や『出雲国風土記』に当社は記載されておらず、文献における初見は承元2年(1208年)の鎌倉将軍下文であり、実際の創建は平安時代中期以降とみられている。
当社は出雲国府に近い古代出雲の中心地であり、社伝では、天穂日命の子孫が出雲国造として25代まで当社に奉仕したという。出雲国造家は現在は出雲大社の宮司家であるが、国造家の代替わりのときの「神火相続式」「古伝新嘗祭」は、明治初年までは当社に参向して行われていた。
神紋
二重亀甲に「有」の文字。
建造物
- 社殿
- 杵築社
- 伊勢社
- 熊野社
- お釜
- 武勇社
- 蛭子社
- 荒神社
- 外山社
- 貴布祢稲荷両神社
- 秋葉社
文化財
本殿は現存する最古の大社造建造物であり、昭和27年3月に国宝に指定された。昭和23年の修理の際に、柱から正平元年(1346年)の墨書が見つかったが、現在の社殿は天正11年(1583年)の再建と考えられている。室町時代の造営になる神魂神社本殿は、出雲大社より大社造りの古制をよく保存している[1]。出雲大社と同様に入口は正面に向かって右に片寄ってあるが、神座は出雲大社とは反対に、殿内の中心に建つ心御柱(しんのみはしら)の左奥に横向きに置かれている[2]。
貴布祢稲荷両神社の社殿も天正11年の建立で、重要文化財に指定されている。社殿は珍しい二間社流造である。
国指定
国宝
- 建造物
- 神魂神社本殿 附:内殿1基、心御柱古材1箇 - 天正11年(1583年)
重要文化財
- 建造物
- 神魂神社末社貴布祢稲荷両神社本殿 - 天正11年(1583年)
県指定
- 工芸品
- 色々威腹巻 附:袖鎧1双 - 室町時代中期
主な行事
神火相続
4月18日 祈念祭
10月18日 例祭
11月11日 神在祭
12月13日 新嘗祭、お釜神事
交通
- JR松江駅から市バスかんべの里(神魂神社)行きで25分。終点下車。
本数が少ないのでダイヤ要確認。
- JR松江駅から一畑バス八雲行きで18分、風土記の丘入口下車徒歩10分
- JR松江駅からタクシーで15分
- 本神社を起点とする島根県道248号神魂神社線が国道432号まで伸びている。
脚注
^ 『日本建築史』足立康、地人書館, 1940
^ 『神社の由来がわかる小事典』三橋健、PHP研究所, 2007
関連項目
- 出雲大社
- 熊野大社
- 佐太神社
- 島根県の観光地
- 国宝一覧
- 秋上宗信
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