ディズニープリンセス
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ディズニープリンセスは、ディズニー作品に登場する主人公であるプリンセスのキャラクターの総称。またそれをテーマとしてかつて日本で発行されていた河出書房新社の女児向け雑誌。
本頁では、両者についてそれぞれ説明を行う。
目次
1 ディズニーキャラクター
1.1 その他のディズニープリンセス
1.2 経緯
1.3 プリンセスアカデミー
2 雑誌
3 脚注
4 関連項目
5 外部リンク
ディズニーキャラクター
ディズニープリンセスとは、ディズニー作品のお姫様キャラクターを集めた一種のブランド名。多種の企画、商品展開が行われている。共通項としては従来の「お淑やかで気品があり、落ち着いている」というイメージが強いプリンセスとは違い、行動的で芯の強さを合わせ持ち、時として困難にも勇敢に立ち向かっていく強さが強調されている性格である事が多い。
米国公式サイトによれば、固定・公式にディズニープリンセスとされているのは以下の11人である。他のディズニーキャラクター(例:エロウィー姫、キーダ姫)はこのブランドの陣容から除外されるという。
英語の「王女」と「(プリンスの配偶者の)妃」は同じ「Princess」と表現する。
作品名(米国公開年) | 生まれ | 恋人 | |
---|---|---|---|
白雪姫 | 白雪姫 (1937年) | 王女 | 王子 |
シンデレラ | シンデレラ (1950年) | 非王女 | プリンス・チャーミング |
オーロラ姫 | 眠れる森の美女(1959年) | 王女 | フィリップ王子 |
アリエル | リトル・マーメイド(1989年) | 王女 | エリック王子 |
ベル | 美女と野獣(1991年) | 非王女 | 野獣(アダム王子) |
ジャスミン | アラジン(1992年) | 王女 | アラジン(農民) |
ポカホンタス | ポカホンタス(1995年) | 首長の娘[1] | ジョン・スミス(映画)(冒険家) ジョン・ロルフ(続編のOVA)(イギリス貴族) |
ファ・ムーラン | ムーラン(1998年) | 非王女 | リー・シャン(隊長) |
ティアナ | プリンセスと魔法のキス(2009年) | 非王女 | ナヴィーン王子 |
ラプンツェル | 塔の上のラプンツェル(2010年) | 王女 | フリン・ライダー/ユージーン・フィッツ・ハーバート(泥棒) |
メリダ | メリダとおそろしの森(2012年) | 王女 | 不明 |
このうちムーランとポカホンタスは米国でディズニープリンセスに加えられた。ムーランは本来プリンセスではない(王子の恋人等でもない)キャラクターである。実写映画のプリンセスはディズニープリンセスの扱いを受けないことが多い。
白雪姫からジャスミンまでの6人は特に商品展開が活発で、日本では6姫と総称されている。河出書房新社の雑誌(『ディズニープリンセス おはなしブック』ISBN 978-4-309-95157-7)の表紙にも「6姫ベストセレクション」という言葉が使われている。その後ラプンツェルが新たに加わり、日本でディズニーを代表するプリンセスは彼女を含めた7人と扱われている。反対に「アナと雪の女王」のアナとエルサ姉妹はディズニープリンセスと表記されているものの、ディズニープリンセスシリーズには登場していない。
ディズニープリンセスたちが一堂に会する『シュガー・ラッシュ:オンライン』では上記11人の他、本作主人公の『ヴァネロペ・フォン・シュウィーツ』、『アナと雪の女王』から『アナ』と『エルサ』、『モアナと伝説の海』から『モアナ・ワイアリキ』の総勢15人をディズニープリンセスとして登場している[2]。
その他のディズニープリンセス
上述した固定のプリンセスとは別に、アニメーション作品に登場する女性キャラクターは(ポカホンタスやムーランのように、実際にプリンセスか否かを問わず)流動的にディズニープリンセス扱いをされていることがある。以下はその代表的な例である。
- CD『Princess Collection 2』において、マリアン姫(ロビン・フッド)、ナラ (ライオン・キング)、キアラ(ライオン・キング2 シンバズ・プライド)、メガラ(ヘラクレス)が加わっている。マリアン姫は王女ではないが貴族の姫である。
- DVD『Disney Princess Sing Along Songs: Once Upon a Dream』において、メガラ、ミニー姫(ミッキー、ドナルド、グーフィーの三銃士)、ティン・ティン、メイ、スーの皇女三姉妹(ムーラン2)が加わっている。
- DVD『Disney Princess Sing Along Songs: Enchanted Tea Party』において、アリス(ふしぎの国のアリス)、マリアン姫、メロディ(リトル・マーメイドII Return to The Sea)が加わっている。
- アリスはキングダム ハーツ シリーズでも「セブンプリンセス」の一員としての扱いを受けている。その他のセブンプリンセスは白雪姫、シンデレラ、オーロラ、ベル、ジャスミン、カイリであり固定のディズニープリンセスとの重複が多い。
- 『魔法にかけられて』のジゼル姫は9年ぶりのディズニープリンセスと映画広告などで紹介された。なお、9年前の作品は『ムーラン』となる。ただし、一部の報道では15年ぶりのディズニープリンセス(作品は『アラジン』)と紹介されることもあった。結局、ジゼル役のエイミー・アダムスの肖像に生涯報酬を払わなくてはならないことが判明したときにディズニーはジゼルをディズニープリンセスに含めないことを決めた[3]。現在ディズニープリンセスに含まれない形でジゼルのアニメーション・実写両方の姿を使用した商品展開が行われている。
- 『きらら☆プリンセス』、『ちいさなプリンセス ソフィア』、『アバローのプリンセス エレナ』はタイアップ作品。各主人公のきらら、えりか、エレナ、ナオミ、ソフィア、アンバーも「プリンセス」の一員としての扱いを受けている。『ちいさなプリンセス ソフィア』の特別エピソードには悪者側のプリンセスとして、プリンセス・アイビーが登場している。
経緯
ディズニー映画に登場するお姫様という分類は古くからあったが、日本においては商品企画としてディズニー・ジャパンが各メーカーに提案する形で、2002年春ごろからディズニープリンセスがスタートした。ディズニープリンセスの関連グッズの売れ行きが急増したのは2002年冬頃で、2001年度比で8割増の売上があった。マーケティング戦略の成功例と言われている[4]。
プリンセスアカデミー
プリンセスアカデミーは、ウォルト・ディズニー・ジャパンが手がける小児[5]とその保護者を対象に開催するイベント。
姫になるための授業といった趣旨で、小児と保護者を対象にテーブルマナーやダンスなどの講習を開催する。
2001年夏にディズニーアンバサダーホテルで実験的に開催された際には、のべ9000人が参加。2002年以降は、ブルボンの協賛を得て、会場を5都市に広げて開催されている。
雑誌
河出書房新社よりKAWADE夢ムックのシリーズとして、2002年6月28日に発売。季刊誌として6巻(2003年9月11日発売)まで刊行された。
2003年11月10日の発売号を創刊号とし、以降、隔月刊誌として出版された。2010年1月で休刊した[6]。
読者対象は、3歳から7歳までの女児とその母親。読み聞かせの話から、クッキング、ファッション、歌やダンス、マナーレッスンなど幅広い話題と取り扱う。また、付録としてアクセサリー類のおもちゃなどが付く。判型はA4。
脚注
^ ポカホンタスは首長の娘であるためプリンセスとみなすことが可能である。映画の製作中もグレン・キーンによって彼女はプリンセスに属する者とされた。OVA『ポカホンタスII/イングランドへの旅立ち』でもプリンセスであると紹介されている。
^ 豪華すぎ!「シュガー・ラッシュ オンライン」でプリンセスたちが”セルフィー”映画.com 2018年7月11日
^ MERISSA
MARR、Disney Reaches to the Crib To Extend Princess Magic ウォールストリート・ジャーナル2007年11月19日配信
^ ニューヨーク・タイムズのHow Disney Turned 'Frozen' Into a Cash Cow「『アナ雪』ブランドの魔法』(朝日新聞2014年12月21日GLOBE)でディズニーがプリンセスものに注力するようになったのは2000年で、新しい幹部がディズニー・オン・アイスで、多くの女の子が手作りのプリンセス衣装を着ているのを見て衝撃を受けてからだという。
^ 趣旨の性質上女児向けではあるが、男児も参加は可能である。
^ ディズニープリンセスとは、コトバンク、2015年1月28日閲覧。
関連項目
- ディズニー・オン・アイス
ディズニー・プリンセス・デイズ - 東京ディズニーランドで開催されるディズニープリンセス関連のイベント。- きらら☆プリンセス
Disney マジカルダンス オン ドリームステージ - アーケードカードゲーム。
外部リンク
- Disneyキッズ|ディズニープリンセス
ディズニープリンセス - 東京ディズニーリゾート
ディズニーの白雪姫など「6人のお姫様」、文具・化粧品に続々 2003年5月29日 日経MJ - ウェイバックマシン(2004年2月25日アーカイブ分) - ブランド初期の記事。
河出書房新社|ディズニープリンセス - ウェイバックマシン(2010年4月13日アーカイブ分)
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