ホブゴブリン (マーベル・コミック)
ホブゴブリン(Hobgoblin)は、マーベル・コミック刊行のアメリカン・コミックス『スパイダーマン』などに登場する、架空の犯罪者。正体は複数で、代替わりをしている。
目次
1 概要
2 登場作品
2.1 原作コミック
2.2 アニメ版
概要
奇怪なマスクに身を包み、グライダーで自在に空を飛ぶ犯罪者(スーパーヴィラン)。武器はジャックランタンを模したカボチャ型の爆弾など。薬品で肉体も強化している。
グライダーという名称だが、浮遊装置が組み込まれた飛行マシンであり、実在する一般的なグライダーとは異なる。
登場作品
原作コミック
グリーンゴブリンの模倣犯。その装備や薬品を盗み、改良を加えて使用している(この改良によって、狂気に支配されなくなっている)。
- 初代ホブゴブリン
- 本名、ロデリック・キングスリー(Roderick Kingsley)。元々はファッションデザイナーとして財をなした億万長者であった。
- グリーンゴブリンの名声と地位を奪うためにホブゴブリンとなるも、スパイダーマンに敗れる。その後、アーノルド・サミュエル・ドノヴァンを二代目に仕立て上げるが失敗する。
- 次はネッド・リーズを洗脳し三代目ホブゴブリンとし、さらにフラッシュ・トンプソンを身代わりに仕立て上げようとするが、ジャック・オゥランタン(後の四代目ホブゴブリン)に妨害され、これも失敗に終わる。
- 三代目ホブゴブリンの死後、その死を利用して身を隠し、ホブゴブリンの死を演じる(そのため、ネット・リーズが初代であったと考えられていた)。
- 四代目ホブゴブリンを殺し、活動を再開させようとするも、五代目グリーンゴブリンに敗れ引退する。
- 初出は1983年。
- 二代目ホブゴブリン
- 本名、アーノルド・サミュエル・ドノヴァン(Arnold Samuel Donovan)。レフティ(左利きの)ドノヴァンという呼び名もある。
- ロデリックによるマインドコントロールを受けて、二代目のホブゴブリンとなる。スパイダーマンとの戦いでマスクを剥がれた上に洗脳が解け始めたため、ロデリックに殺害された。
- 三代目ホブゴブリン
- 本名、ネッド・リーズ(Ned Leeds)。元々は新聞社デイリー・ビューグルの記者であったが、スパイダーマンと初代ホブゴブリンとの戦いを追いかけてきた所をホブゴブリンに捕まり、洗脳されて三代目ホブゴブリンとなった。
- キングピンを追い落とす為、その息子リチャード・フィスクに接近し「ザ・ローズ」という犯罪組織のボスに仕立て上げた事がある。
- ジェイソン・マッキンデイルが雇った暗殺者フォーリナーにより、デイリー・ビューグル社の記者ネッド・リーズとして、殺害される。
- 初出は1987年。
- 四代目ホブゴブリン
- 本名、ジェイソン・フィリップ・マッキンデイルJr.(Jason Macendale Jr.)。元はジャック・オゥランタンであったが、ネッドを暗殺させた後、ホブゴブリンに成り代わった。
- 初登場ではスパイダーマンを狙ったが、以後はハリー・オズボーンと闘うことが多い(これにより、一時引退していたハリー・オズボーンが、再びグリーンゴブリンになる)。
- デモゴブリンとの肉体分離の後、サイボーグ化したが、初代ホブゴブリンに暗殺される。
- ホブゴブリンとしての初出は1987年。
- デモゴブリン(Demogoblin)
- 四代目ホブゴブリンことジェイソンが、悪魔と契約してパワーアップした姿。
1992年に、ある事件により、ジェイソンとデモゴブリンの二つの肉体に分離することとなる。- 初出は1989年。
- 五代目ホブゴブリン
- 初出は「シークレット・ウォー」。素性は一切不明。
アニメ版
- スパイダーマン
- 本名、ジェイソン・フィリップ・マッキンデイルJr.(Jason Macendale Jr.)。ジェイソン・フィリップスと名乗り、ハーディ財団の令嬢フェリシア・ハーディに近づいた。
- 本作では、グリーンゴブリンより先に登場している(シーズン1第11話から)。
- 声優はマーク・ハミル、日本語版は佐藤祐四。
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