キーボード (楽器)









キーボード(英: keyboard)とはポピュラー音楽での鍵盤楽器の総称。特にクラシックなどで昔から使われているピアノやオルガン、鍵盤ハーモニカといった従来型の楽器ではないそれらに対して、新種の鍵盤楽器という意味で用いられることも多い。


キーボードを演奏する者はキーボーディストと呼ばれる。ただしキーボード自体厳密な定義がないので、上記同様にポピュラー音楽では、鍵盤楽器であればその奏者はまとめてこの呼称が使われる。




目次






  • 1 呼称


  • 2 電子楽器としてのキーボード


  • 3 主なキーボードのメーカー


  • 4 関連項目





呼称


鍵盤は英語のKeyboard(キーボード)の対訳であり、鍵盤楽器は英語のKeyboard Instrument(キーボード・インストルメント)の対訳である。クラシック音楽では鍵盤と呼ぶことが一般的であるが、英語圏の影響を強く受けたポピュラー音楽では特にキーボードという呼称がよく使われる。



電子楽器としてのキーボード




電子楽器としてのキーボード





Magnus Chord Organ


電子楽器としてのキーボードは、価格や制作者のコンセプトにより様々であるが、一般には次のような楽器である。



  • さまざまな音色を備え、簡単に伴奏を行うことができるようなシステムと、ドラムセットの演奏を自動で行う機能を持つ。

  • 廉価なものを除けば、鍵盤を押す速度を関知して、強弱を表現することができる。

  • 単体で演奏できるようにスピーカーを備える一方、MIDI入出力を持ち、他の電子楽器と協調することができる。


主にポピュラー音楽、特にロックやポップスにおいて使用される。ライブではキーボーディストが在籍しないバンドで、元々キーボードを使用しない楽曲に態々、バックバンドにキーボーディストを連れ、キーボードのパートを追加したアレンジで楽曲を演奏する事例もある[要出典]


キーボードが重宝される理由の1つとして「音の厚み」がある。レーサーXのギタリスト、ポール・ギルバートは自身のライブを振り返るインタビュー[要出典]を受けた際、「キーボーディストがいるといないとでは音の厚さが劇的に変わってくる。ポップの曲でもロックの曲でもキーボードのおかげで空間が広がる」とキーボードについて語っている。


ピアノと違い軽く、コンパクトなのでマルチ・キーボードという、キーボード独特の演奏形体が存在する。これはキーボーディストの周囲に複数のキーボードを配置し楽曲のパターンによって演奏するキーボードを換える奏法のことである。キーボード自体の胴体が薄いため、キーボードの鍵盤部分を段々式にずらして重ねていけば、一方に上下2台から上中下3台以上のキーボードを配置することができる。


なお、マーチングバンド用にキャリングホルダーを付属したマーチングキーボードもある。



主なキーボードのメーカー


太字は現在も製造している会社




  • カシオ計算機 - カシオトーン


  • ヤマハ - ポータトーン

  • ローランド

  • コルグ

  • テクニクス

  • テスコ





関連項目




  • シンセサイザー - 多機能なキーボードは、シンセサイザーと混同されることが多い、またヤマハの「ポータートーン」の中位、上位機種など、機能の多いキーボードには、簡易なサンプリング機能など、シンセイザーにある機能の一部を持っている機種も見られる。

  • キーボード (コンピュータ)


  • 鍵盤 (曖昧さ回避)

  • キーボーディスト

  • ピアニスト

  • オルガン奏者

  • ハモンドオルガン

  • 電子オルガン




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