美学校




美学校(びがっこう 美學校)は、東京都千代田区にある美術・音楽・メディア表現の学校である。学校法人ではなく会社法人組織として運営されている。1969年2月に現代思潮社(出版社)の石井恭二、川仁宏らによって創立された。ロゴデザインは赤瀬川原平[1]。「映画美学校」とは無関係である。




目次






  • 1 沿革


  • 2 講師


  • 3 卒業生


  • 4 脚注


  • 5 外部リンク





沿革



  • 1969年 現代思潮社(出版社)の石井恭二、川仁宏らによって東京都新宿区若葉町に創立。

  • 1970年 教場を千代田区神田神保町に移転。

  • 1975年 現代思潮社より独立。田中力が代表責任者となる。

  • 1979年 夜間教程を10月から6カ月間で開催。

  • 1980年 描写研究室をのぞきすべての教程を夜間の開講にする。

  • 1981年 代表責任者の田中力が辞任し、今泉省彦を代表として新発足、昼間・夜間教程を併設。

  • 1983年 卒業生が中心となってアートイベント・アートランス「ギグメンタ83」を開催。

  • 2000年 代表今泉省彦が辞任し、藤川公三を代表として新発足。

  • 2003年 有限会社美学校として再組織。特定非営利活動法人 芸術環境支援機構の会(AESS)を設立。

  • 2006年 「美学校ギグメンタ2006」を開催。

  • 2012年 スタディスト・岸野雄一をコーディネーターとして音楽コース(2013年度より音楽学科、2014年度に解体・合併)を新設。

  • 2013年 イギリスのサウサンプトン大学付属美術館John Hansard Galleryで開催された展覧会「Anti-Academy」にて、1960年代に存在したオルタナティブなアートスクール三校のうちの一校として紹介される。[2]



講師


創立以来の講師陣には、中西夏之、加納光於、赤瀬川原平、松沢宥、中村宏、菊畑茂久馬、小畠廣志などの美術家のほか、木村恒久(グラフィックデザイナー)、笠井叡(舞踊家)、鈴木清順(映画監督)、木村威夫(映画美術監督)、小杉武久(音楽家)、松山俊太郎(インド哲学)、澁澤龍彦(作家・評論家)、唐十郎(舞台俳優・演出家)など多彩な人物が教壇に立った。


2000年に藤川公三が代表に就任して以降は、絵画、版画、写真といったオーソドックスな美術講座を開催する一方、現代美術やメディア表現(マンガ、フィギュア、ファッション、演劇、デザインなど)の講座も開催。小沢剛、会田誠、松蔭浩之、宇治野宗輝、藤浩志、内海信彦、伊東篤宏、小倉正史、三田村光土里、OJUN、中ザワヒデキ、Chim↑Pomリーダー卯城竜太、福住廉、久住昌之、佐藤直樹、都築潤、小田島等、JINMOらが講座を担当した。


2012年から始まった音楽コース(2013年度より音楽学科、2014年度に解体・合併)では、菊地成孔、大谷能生、横川理彦、numb、岸野雄一らを講師として楽理、作曲からDTM、レコーディングなどの講座を開催した。



卒業生


赤瀬川原平が、創設以来長年にわたって講義をした「絵・文字工房」は、赤瀬川のその折々の興味の対象を講義する人気の教室で、平口広美、南伸坊、渡辺和博、泉昌之(泉晴紀/久住昌之)、森伸之など、多くの人物を輩出した。


その他にも、平出隆、林英哲、村上龍、佐野史郎、浜津守(アニメーター)、末井昭、佐藤直樹、田村治芳、久住卓也、浅生ハルミン、長谷川貴子らも出身者。



脚注





  1. ^ 『タイポグラフィ02』(日本タイポグラフィ協会/1979)p48


  2. ^ John Hansard Gallery - Event Detail2014年7月16日閲覧




外部リンク


  • 美学校











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