ジェイ・バス
| 種類 | 株式会社 |
|---|---|
| 本社所在地 |  日本〒923-8575 石川県小松市串町工業団地30番地 |
| 設立 | 2002年10月1日 |
| 業種 | 輸送用機器 |
| 法人番号 | 8220001013657 |
| 事業内容 | 日野・いすゞの国内向けバスの製造 部品供給、およびバスボディの設計・開発 |
| 代表者 | 代表取締役社長 前田啓二 |
| 資本金 | 19億円（2010年3月31日現在） |
| 従業員数 | 1,476人（2015年3月31日現在） |
| 決算期 | 3月 |
| 主要株主 | 日野自動車 50% いすゞ自動車 50% |
| 外部リンク | http://www.jbus.co.jp/ |
ジェイ・バス 小松事業所空撮
コマツ粟津工場に隣接する。
ジェイ・バス 小松事業所
ジェイ・バス 宇都宮事業所
ジェイ・バス株式会社（J-BUS LTD.）は、日野自動車といすゞ自動車が合弁で設立した会社。日本国内向けバスの製造を行っている。本店は石川県小松市串町工業団地30番地（小松事業所内）、東京本部は神奈川県川崎市川崎区駅前本町3番1号。バス車体製造国内最大手。
社名は、日野・いすゞ両者の「Joint（結合）」を表す「J」、また日野（Hino）の「H」・いすゞ（Isuzu）の「I」に次ぐアルファベットの「J」に由来する[1]。
目次
1 株主
2 沿革
3 事業所
3.1 生産拠点
3.2 サービス拠点
4 生産車種
4.1 過去の生産車種
5 関連項目
6 その他
7 脚注
8 外部リンク
株主
- 日野自動車 (50%)
- いすゞ自動車 (50%)
沿革
2002年10月1日 - 日野自動車・いすゞ自動車のバス部門の経営統合に伴う合併準備会社として設立。
2003年10月1日 - 日野車体工業（バス製造部門）・いすゞバス製造を子会社とする。
2004年10月1日 - 日野車体工業・いすゞバス製造を吸収合併。会社沿革ではこの日を「新生ジェイ・バス誕生の日」としている[1]。
事業所
生産拠点
事業所に関しては、吸収合併された旧日野車体工業と旧いすゞバス製造をそのまま引き継いでいるかたちになる。また、小松事業所は日野側が、宇都宮事業所はいすゞ側が引き続き統括を取っている。
- 小松事業所（旧日野車体工業小松工場）
- 石川県小松市串町工業団地30番地
- 宇都宮事業所（旧いすゞバス製造宇都宮工場）
栃木県宇都宮市中岡本町2857番地2
サービス拠点
- 北海道
- 北海道サービス駐在所 北海道札幌市東区東苗穂5条3丁目
- 東北
- 東北サービス駐在所 宮城県仙台市宮城野区福田町2丁目
- 東北・秋田サービス駐在所 秋田県仙北市角館町雲然字下町屋
- 関東
- 北関東サービス駐在所 栃木県宇都宮市中岡本町（宇都宮事業所）
- 南関東サービス駐在所 神奈川県横浜市鶴見区市場大和町4丁目
- 中部
- 東海サービス駐在所 愛知県名古屋市中区千代田5丁目
- 北陸サービス駐在所 石川県小松市串町工業団地30番地（小松事業所）
- 関西
- 関西サービス駐在所 大阪府大阪市西淀川区御幣島2丁目
- 関西・京都サービス駐在所 京都府宇治市広野町丸山
- 中国・四国
- 広島サービス駐在所 広島県広島市安佐南区祇園2丁目
- 九州・沖縄
- 九州サービス駐在所 福岡県福岡市博多区板付3丁目
- 九州・熊本サービス駐在所 熊本県熊本市西区島崎5丁目
生産車種
一部の例外を除き、2社に統合車種として供給が行われている。これらの銘柄は、それぞれ発売元の会社の銘柄がつき、日野車は日野＋ジェイ・バス、いすゞ車はいすゞ＋ジェイ・バスの銘板が付く。
多くの車種がジェイ・バス発足年の2004年頃のマイナーチェンジ車から統合車種化しているが、大型路線バスのブルーリボンIIの初期モデルや2007年中ごろまで発売されていた中型系のバス（10.5m車と中型バス）はOEM供給車として扱われていた。こちらの銘柄は車両については、いずれも供給元 + ジェイ・バスの銘板が付いている。窓ガラスは小松事業所ではAGC（旧：旭硝子）、宇都宮事業所では日本板硝子を採用している。
- 小松事業所
日野側が開発しているが、小型ノンステップバス（HX）についてはいすゞには供給されていない。
- 大型観光バス・大型高速路線バス・9m大型観光バス
日野・セレガ（RU） / いすゞ・ガーラ（RU）
- 中型観光バス
日野・メルファ（RR ） / いすゞ・ガーラミオ（RR）
- 小型ノンステップバス（コミュニティバス用途）
日野・ポンチョ（HX）
セレガ
メルファ
ポンチョ
- 宇都宮事業所
ハイブリッドバス（HL）は日野側が、それ以外はいすゞ側が開発しており、いずれも双方に供給される。
- 大型路線バス
いすゞ・エルガ（LV） / 日野・ブルーリボン（KV）
日野・ブルーリボンハイブリッド（HL） / いすゞ・エルガハイブリッド（HL）
- 中型路線バス
いすゞ・エルガミオ（LR） / 日野・レインボー（KR）
エルガ
ブルーリボンハイブリッド
エルガミオ
過去の生産車種
- 小松事業所
- 大型観光バス・大型高速路線バス
日野・セレガハイブリッド（RU）
- 大型路線バス
日野・ブルーリボンシティ (HU)
日野・ブルーリボンシティハイブリッド (HU)
- 10.5m車（中型幅の長尺車）
日野・レインボー（初代）（HR） / いすゞ・エルガJ（HR）
マイクロバス・小型路線バス（ツーステップバス）
日野・リエッセ（RX） / いすゞ・ジャーニーJ（RX）
セレガハイブリッド
ブルーリボンシティ
ブルーリボンシティハイブリッド
レインボー
リエッセ
- 宇都宮事業所
- 大型観光バス・大型高速路線バス
いすゞ・ガーラ（初代）（LV）
- 大型路線バス
いすゞ・エルガ（初代）（LV） / 日野・ブルーリボンII（KV）
いすゞ・エルガハイブリッド（初代）（LV）
いすゞ・エルガCNG（LV）
- 9m大型路線バス
いすゞ・エルガLT （LT）
- 中型路線バス
いすゞ・エルガミオ（初代）（LR） / 日野・レインボーII （KR）
いすゞ・エルガミオCNG （LR） / 日野・レインボーIICNG （KR）
ガーラ
エルガ
エルガハイブリッド
エルガCNG
エルガLT
エルガミオ
エルガミオCNG
関連項目
- 日本バス協会
- 日本のバス車両
- 日本のバスの座席
- コーチビルダー
- 特装車
- 岩戸工業
その他
- 小松事業所で生産するバスに使用されるプレス部品は、日野自動車グループでトラックボディーを生産するトランテックス（石川県白山市徳丸町670番地、旧日野車体工業金沢工場）から供給を受けている。
2007年1月23日に、大型観光バス不正車検で法人として書類送検されている。- 英語表記は「J-Bus」だが、インターネットのドメイン名では「j-bus.co.jp」が工房（当然当社とは無関係）が運営する発車オ〜ライネットですでに使われているため、ハイフンのない「jbus.co.jp」となった。
リコールの届出に関しては、統合車種になる前の車種（初期のブルーリボンIIなど）は開発元が届出を行っているが、統合車種に移行後の車種に関してはそれぞれの発売元が届出を行っている。- 株主である日野自動車は、かつての「ヂーゼル自動車工業」（同じく株主であるいすゞ自動車の前身）から日野製造所が独立し、「日野重工業」として1942年に設立されたものである[2]。
脚注
- ^ abジェイ・バス株式会社 会社沿革
^ したがって、両社のバス製造部門は、60年以上を経て再び統合したと言える。
外部リンク
- ジェイ・バス株式会社
- 日野自動車
- ISUZU
企業立地に関するご案内（宇都宮市） - 栃木県庁公式サイト、2018年2月20日閲覧
