ダニーデン








































































ダニーデン
Dunedin

Dunedin Town House.jpg

座標 : 南緯45度52分0秒 東経170度30分0秒 / 南緯45.86667度 東経170.50000度 / -45.86667; 170.50000
歴史
開拓

1848年
行政



 ニュージーランド
 広域自治体

オタゴ地方
 地域自治体
Dunedin City
 市

ダニーデン

市長
デイヴ・カリング
地理

面積
 
  市域
- km2
  市街地
3,314 km2
人口

人口
(2006年現在)
  市域
118,683人
その他

等時帯
NZST (UTC+12)

夏時間
NZDS (UTC+13)
市外局番
03



公式ウェブサイト : http://www.dunedinnz.com/

ダニーデン(英: Dunedin [dʌˈniːdɪn] ( 音声ファイル)、マオリ語: Ōtepoti)は、ニュージーランド南島オタゴ地方に所在する街。人口は118,683人(2006年)。人口ではニュージーランドで5番目、南島で2番目の大きさ。オタゴ大学のある街として学園都市の機能を持つ。




目次






  • 1 歴史


  • 2 気候


  • 3 観光


  • 4 交通


  • 5 教育機関


  • 6 姉妹都市


  • 7 脚注


  • 8 外部リンク





歴史


1848年にスコットランド自由教会からの移民たちにより開拓されゲール語でエディンバラを意味するダニーデンと名付けられる。現在でも「南のエディンバラ」と言われるほどスコットランド文化を色濃く残す街として存在する。


1861年にダニーデン近郊ガブリエル渓谷で金脈が見つかりゴールドラッシュが起きる。アイルランド、フランス、ドイツ、イタリア、中国など、世界各地からの採掘者が訪れ、ダニーデンの人口は増加し、産業物流拠点として栄えた。ニュージーランド銀行(BNZ)はダニーデンに拠点を構え、世界各地への送金業務を担当するなど、金脈の発見ニュージーランドの経済に繁栄をもたらした。およそ10年でゴールドラッシュは終焉するも、経済的繁栄によりダニーデン市内にはビクトリア様式、エドワード様式の建物が数多く建造され繁栄の歴史は現在でも市内各所で見ることができる。冷凍食肉の技術を開発し、1882年にチャーマーズ港からイングランドへ向け輸出事業を開始。その後、冷凍食肉はオセアニア各国、南アメリカ各国へも輸出されダニーデンの経済およびニュージーランドの産業を成長させる。


現在の町並みはイングランドの面影を残すクライストチャーチとは異なり、スコットランドの面影を多く残す街として存在する。スコットランドからの移住者の子孫が現在も多く住んでいる。地域人口のおよそ15%は学生であり学園都市として有名な土地柄。地形の起伏が激しく坂が多い。



気候


年間平均降水量は812mm、年間平均日照時間は1585時間。山間部では降水量が多い。夏季の平均気温は15℃、冬季の平均気温は8℃。冬季は霧雨の日が多い。山間部での積雪は見られるが、市内での積雪は少ない。とくに山間部では1日に4つの季節があると称されるほど寒暖の差が激しい。





































































































































ダニーデン (1981−2010)の気候
1月 2月 3月 4月 5月 6月 7月 8月 9月 10月 11月 12月

平均最高気温 °C (°F)
18.9
(66)
18.6
(65.5)
17.3
(63.1)
15.3
(59.5)
12.7
(54.9)
10.6
(51.1)
10.0
(50)
11.2
(52.2)
13.2
(55.8)
14.7
(58.5)
16.1
(61)
17.3
(63.1)
14.6
(58.3)
日平均気温 °C (°F)
15.3
(59.5)
15.0
(59)
13.7
(56.7)
11.7
(53.1)
9.3
(48.7)
7.3
(45.1)
6.6
(43.9)
7.7
(45.9)
9.5
(49.1)
10.9
(51.6)
12.4
(54.3)
13.9
(57)
11.1
(52)
平均最低気温 °C (°F)
11.6
(52.9)
11.5
(52.7)
10.2
(50.4)
8.2
(46.8)
5.9
(42.6)
4.0
(39.2)
3.1
(37.6)
4.2
(39.6)
5.9
(42.6)
7.2
(45)
8.6
(47.5)
10.4
(50.7)
7.6
(45.7)

降水量 mm (inch)
72.9
(2.87)
67.8
(2.669)
64.0
(2.52)
50.9
(2.004)
64.7
(2.547)
57.9
(2.28)
57.1
(2.248)
55.7
(2.193)
48.3
(1.902)
61.7
(2.429)
56.4
(2.22)
80.2
(3.157)
737.6
(29.039)
平均降水日数 (≥ 1.0 mm)
9.7
8.5
8.9
8.3
9.8
9.4
9.3
9.6
8.7
10.1
10.0
12.0
114.2
% 湿度
74.2
77.6
77.1
76.9
79.5
79.7
80.2
77.6
72.1
71.6
70.6
73.2
75.9
平均月間日照時間
179.6
158.0
146.1
125.9
108.4
95.3
110.6
122.2
136.8
165.5
166.9
168.3
1,683.7

出典: NIWA Climate Data[1]


観光



  • ダニーデン市の中心部は、8角形に区画整備された「オクタゴン(Octagon)」と呼ばれる広場をもつ。ジョージ通りを中心に8角形に区画された広場周辺には、セント・ポール大聖堂(英国国教会大聖堂)、ダニーデン・パブリック・アートギャラリーなどがある。ラーナック城、ダニーデン鉄道駅、オタゴ男子高校 (英語版)[2]、ファーストチャーチ(スコットランド長老派教会)などの観光名所へも向かえる。ギネスブックにも認定されている世界一急な坂「ボールドウィン・ストリート(Baldwin Street)」などがある。

  • オタゴ半島は海洋生物、野生生物の宝庫として有名な土地。鳥類ではシロアホウドリやウ科、キンメペンギンやコガタペンギン、ニュージーランドアシカやニュージーランドオットセイ、シャチをふくむイルカ類、イシヤモリ科などの生息地、繁殖保護区でもある。とくにアホウドリの場合、人間の生活圏に接近する繁殖地は世界でもここだけであり、アシカに関しても、本島で絶滅後にニュージーランドの亜南極諸島から別系統群が再定着した最初の場所でもある[3]。エコツアーも開催され、野生動物の見学ツアーにも参加できる。マオリ族やヨーロッパ人の到着以前までは、モア[4]、キンメペンギンより大型の近縁種のワイタハペンギン[5]、セミクジラをはじめとする大型の鯨類、セッパリイルカ、ミナミゾウアザラシなども豊富にいた。とくにセミクジラは、オタゴ湾内でも頻繁に見られ、ヨーロッパ人と彼らに雇われたマオリ人による捕鯨産業の対象として注目された。[6]ニュージーランドでも最大の捕鯨基地の一つとなった事によりダニーデンが開港され、「オタゴ」の地名の由来となった「オタコウ」はその捕鯨基地の一つであった。[7] 半島の沖合20㎞にある海溝は、鯨類やサメ、ウミガメ、海鳥など様々な生物の生息地であり、カイコウラに匹敵する深海性の鯨類の生息地であることが判明した。[8]あまり調査が進んでいないが、2016年には国内で初めてタスマニアクジラが観測された。[9]



交通



  • 高速道路(無料の国道)を利用してクライストチャーチ、インバーカーギルなど、南島の各都市へ向かう高速バス、自動車が多い。クライストチャーチへの移動時間は5〜6時間、インバーカーギルへの移動時間は2.5〜3時間。フィヨルドランド国立公園へ向かう拠点ともなる。


  • ダニーデン国際空港からクライストチャーチ、オークランド、ウェリントンへの空路がある。国際線ではオーストラリアのブリスベン、メルボルン(季節便)、シドニー(季節便)への直行便または経由便が就航している。



教育機関



  • オタゴ大学

  • オタゴポリテクニック

  • アオラキポリテクニック(ダニーデンキャンパス)



姉妹都市




  • 日本の旗 小樽(日本)


  • スコットランドの旗 エディンバラ(スコットランド)


  • 中華人民共和国の旗 上海(中国)


  • アメリカ合衆国の旗 ポーツマス(アメリカ合衆国)



脚注





  1. ^ “Climate Data and Activities”. NIWA. 2013年10月19日閲覧。


  2. ^ 定年退職からの海外旅行 - Over 60 years travelers. “コースタル・オタゴ地方とダニーデン”. 2017年11月24日閲覧。


  3. ^ New Zealand sea lion/rāpoka/whakahao


  4. ^ Buick L.T. (1937年). “The Moa-Hunters of New Zealand: Sportsman of the Stone Age - Chapter I. Did The Maori Know The Moa?”. W & T Avery Ltd.. 2015年2月3日閲覧。


  5. ^ [History of the species http://www.yellow-eyedpenguin.org.nz/penguins/history-of-the-species]


  6. ^ Fox, Rebecca (2013年4月7日). “Otago 'hot spot' for whale sightings”. Otago Daily Times. http://www.odt.co.nz/regions/otago/252068/otago-hot-spot-whale-sightings 


  7. ^ Entwisle, Peter (1998), Behold the Moon, the European Occupation of the Dunedin District 1770-1848, Dunedin, NZ: Port Daniel Press., ISBN 0-473-05591-0 


  8. ^ Elder V.. 2017. Population of whales off Dunedin coast significant, study finds. The Otago Daily Times. Retrieved on May 15, 2017


  9. ^ Gibb J.. 2016. Sighting of beaked whale a first. Otago Daily Times




外部リンク






  •  ダニーデン公式サイト (英語)








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